無痛分娩とは?旦那の立場から感じた無痛分娩のメリットとデメリット

Mojpe / Pixabay

どうも、京都府向日市 リズム鍼灸院の湯村です。


2ヵ月ほど前に娘が生まれたんですが、出産は「無痛分娩」を選択しました。ついでに言うと、次男も同じ病院で「無痛分娩」で生まれています。長男は「自然分娩」でした。

日本ではまだあまり馴染みのない「無痛分娩」ですが、「自然分娩」と両方を経験してみて(奥さんがですが)メリットが多い出産の方法であると感じました。この方法を選んで本当に良かったと思っています。(奥さんもそう申しておりました)

この「無痛分娩」については色々と誤解もあるようなので、今回は旦那の立場からではありますが無痛分娩のメリットとデメリットを書いていきます。

無痛分娩で出産したいけど不安があるという方の参考になれば幸いです。


ではいっきまーす(o゚∀゚)o━!!


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無痛分娩とは

まずはじめに「無痛分娩」について簡単に説明しておきますね。


無痛分娩とは

陣痛などお産時の痛みを緩和させて分娩を行う方法です。 しっかりした呼吸を確保したまま、体力の消耗を抑えながらの出産が可能となるので、産後の回復が早いというメリットがあります。 その一方でお産が停滞してしまいやすく、時間がかかったり、緊急帝王切開になったりといったデメリットがあります。

参考:無痛分娩とは?


和痛分娩と言ったりもしますがほぼ同じ内容のようです。要するに麻酔を使って出産時の痛みを緩和させる鎮痛法です。そしてこの無痛分娩の鎮痛法には2つの方法があります。


  1. 硬膜外鎮痛
  2. 点滴からの鎮痛

それぞれザックリと説明していきますね。

1.硬膜外鎮痛

背骨にある脊髄に注射をして薬を投与し、子宮や腟、外陰部、会陰部からの痛みを伝える神経をブロック(遮断)して痛みを和らげます。

麻酔だから意識がなくなって母体や赤ちゃんに影響があるんじゃないか。とよく誤解されやすいんですが、鎮痛効果はとても強いですが薬は神経に直接作用して血液を介さないため赤ちゃんに影響を与えることはほとんどありません

母体にとっても麻酔の効果は下半身の一部にしか影響しませんのでご心配なく。僕の奥さんも麻酔のあともおしゃべりしたり、ゴロゴロしてましたよ。これについてはメリットのとこで後述します。

そもそも「硬膜外鎮痛」は特別な鎮痛法ではなく、一般的な手術にも用いる方法ですからね。


鎮痛効果の高さとリスクの低さから、無痛分娩の麻酔といえばこの「硬膜外鎮痛」が第一選択になります。

2.点滴からの鎮痛

静脈に薬を投与して麻酔をかけていく鎮痛法です。薬は血管を流れるため胎盤を通じて赤ちゃんにも作用します。母体の脳にも薬は流れるため呼吸が浅くなったり、眠たくなったりといった症状が母体と赤ちゃんの両方に出ることがあります。

硬膜外鎮痛を受けられない場合に行う方法のようです。

日本における無痛分娩の割合

まだまだ認知度の低い「無痛分娩」ですが、日本でどのくらいの妊婦が無痛分娩で出産しているのか調べてみました。するとなかなか衝撃的な数字が・・・。

2007年度の厚生労働省研究助成調査結果によると、日本で無痛分娩出産している妊婦の数はなんと全分娩のうちたった2.6%しかいないんですって。データが少し古いので今はもう少し多いでしょうが。


参考:全国の分娩取り扱い施設における麻酔科診療実態調査


それに比べ海外では、フランス80%(2010)、アメリカ61%(2008)、ノルウェー26%(2005)、イギリス23%(2006)、ドイツ18%(2002)となっており、日本よりも無痛分娩が一般的になっているようです。


日本の場合「出産は自然分娩で行うもの」といった考えがまだまだ一般的で、そもそも多くの方の出産の選択肢に無痛分娩が含まれていないんじゃないかと感じます。

僕の周りでも「無痛分娩」で出産した人をほとんど聞いたことがありませんが、それにしてもこの2.6%という数字には驚きです。

そしていざ無痛分娩で出産したくてもやってる医療機関が極端に少ないのも現状です。わが家は幸いにもすぐ近くに無痛分娩専門の産婦人科があったためこの点は苦労しませんでした。


出産の方法にはいくつもの選択肢があります。例えば自然分娩や無痛分娩をはじめ、自宅出産や水中出産、帝王切開などなど。母体の状態や考え方によって各々決めてもらえばいいと思います。

でも無痛分娩には他の出産法にはないメリットがたくさんあるのでもっとよく知ってほしいんですよね。

無痛分娩のメリットとデメリット

それでは、「無痛分娩出産を経験した奥さんを持つ旦那の立場から感じた無痛分娩のメリットとデメリット(長い)」を書いていきます。

無痛分娩のメリット

まずはメリットから。

僕が自然分娩と無痛分娩を比べたときに感じたメリットは以下の6つ。


  1. 出産時の痛みがほとんどない
  2. いつ生まれるか大体わかる
  3. 出産直後からメチャメチャ元気
  4. 元気だから自宅に帰ってからの子育てが楽
  5. 赤ちゃんへの負担が少ない
  6. 骨盤が歪みにくいので健康に過ごせる

詳しく書いていきますね。


1.出産時の痛みがほとんどない

まず何といっても分かりやすいのが、出産時の痛みがほとんどないことです。

出産といえば「鼻からスイカ出すくらい」なんて表現されるくらい痛いものですが、無痛分娩では奥さん曰く「生理痛ぐらい」らしいです。もちろん叫んだり苦しそうなカンジとかほとんどありません。スルッと生まれました。

僕の奥さんも自然分娩のときはあまりに痛くてゲロ吐いて「もう二度とイヤだ」と言っていましたから、痛いのがどうしてもダメだという人は考えてもいいんじゃないでしょうか。


2.いつ生まれるか大体わかる

無痛分娩は計画分娩※によって出産を行うことがほとんどです。


※計画分娩とは子宮口の開き具合などから出産の時期を決める方法です。ウチの場合は陣痛促進剤を使用することで陣痛を誘発して出産を行ったので、前日に「明日産もうか」みたいなノリでした。


計画分娩だと生まれる時間もだいたい計算できるようで、僕もその時間に合わせて仕事の段取りや準備を進めたので立ち会うこともできました。

いつ生まれるか分からないドキドキ感はありませんが、準備や心構えがキチンとできる方が出産に伴うリスクは減少するだろうと思います。


3.出産直後からメチャメチャ元気

痛みがなく出産にそれほど体力を使わないので、出産直後からメチャメチャ元気です。

出産後は2時間ぐらい分娩台で安静にしていますが、そのあとは普通に一人で歩いて部屋へ帰っていきました。よく聞く出産後の、痛くて「歩けない座れない」といった状態ではなかったですね。

ちなみに「自然分娩」のときは痛くて歩くどころか動くこともできず、部屋に帰るのに2,30分くらいかかってエライ苦労してました。

ただ、痛みという大きな壁を乗り越えての出産でないせいか、生まれたときの感動は長男(自然分娩)に比べて若干少ないような気はします。これはウチの「無痛分娩」が第2,3子のケースだったためかもしれません。

でも奥さんの状態をみていると無痛分娩でよかったと思います。


4.元気だから自宅に帰ってからの子育てが楽

出産直後が元気だと体力の回復も早いため、自宅に帰ってからも子育てが楽にできます。

退院したあと家に帰って何もしなくてもいいなら別ですが、すぐに子育てに加え家事もこなさないといけない場合もあるでしょう。

子育てが楽と言いましたが、決して楽にできると言いたいわけではありません。大変なのは重々承知の上で、出産で体力を使い果たしてボロボロになってるよりかは子育てが楽にこなせますよ。という意味です。


5.赤ちゃんへの負担が少ない

無痛分娩のメリットは生まれてくる赤ちゃんにもあります。

自然分娩での出産は強い痛みを伴いますが、このときカテコラミンという物質が発生して母体の血管を細くすると言われています。

そうするとお腹の中の赤ちゃんに十分な酸素と血液が流れなくなるため、赤ちゃんも苦しくなります。正常な妊娠や分娩経過の場合、これで赤ちゃんになにか影響が起こることはないようですが、できることなら赤ちゃんにも苦しい思いはしてほしくありませんからね。

僕の長女は生まれたときあまりにスムーズだったせいか、寝たまま出てきました。


6.骨盤が歪みにくいので健康に過ごせる

最後に治療家の立場からメリットをひとつ。

妊娠・出産時には骨盤は大きく歪みます。これについてはこちらの記事を参考にどうぞ。>>【妊婦と骨盤矯正】妊婦こそ骨盤矯正を受けるべき3つの理由!

しかし出産時の負担を軽減したり、その後の回復が早まることで骨盤の歪みは最小限に抑えることができます。その結果、出産後も体調を崩すことなく健康に過ごすことができるでしょう。


無痛分娩のデメリット

次に無痛分娩のデメリットいきます。

無痛分娩のデメリットは以下の4つ。


  1. 出産費用が高い
  2. 無痛分娩のできる産院が少ない
  3. 赤ちゃんが大きくないとできない
  4. 無痛分娩できなかったときのショックがでかい

それでは詳しくいきますね。


1.出産費用が高い

自然分娩に比べて、無痛分娩では出産費用が若干高くなります。やはり麻酔とか陣痛促進剤を使いますからね。

健康保険に入っていると出産の際には「出産一時金」といって42万円が支給(2016年10月現在)されるんですが、無痛分娩はこの金額をオーバーしてしまうことが多いようです。

その場合は自己負担になります。出産時や出産後の状況によって自己負担の金額は変わりますが、だいたい3~20万ぐらいの間みたいですね。

僕のとこは最初に20万払っておいて、出産後足りない分があればさらに支払うといった支払方法でしたが、結局1万ちょい返ってきました。出産費用は「出産一時金」を含めトータルで60万(うち自費19万弱)くらいですね。

もちろんそれ以外にも出産までには診察代や検査代、体調を崩せば入院費などが別途かかります。自費のものがほとんどでしたが、これは自然分娩の場合でも同じようにかかります。(ただし、病院や自治体によって費用は異なります)


2.無痛分娩のできる産院が少ない

無痛分娩のできる産院が少ないのもデメリットのひとつです。

2007年度の厚生労働省研究助成調査結果によると、無痛分娩を行っている施設の数は

  • 産婦の希望で実施している施設:20%
  • 医学的適応で実施している施設:14%

いくら無痛分娩で出産したいからといっても、自宅から遠く離れた産院へ行くのはやはりリスクが高くなります。

産院によっても無痛分娩への考え方は違うでしょうから、選択肢が少ないというのは自分に合ったとこを見つけるうえでかなりのデメリットになるでしょう。


一応、無痛分娩を行っている全国の病院・産婦人科を紹介しておきます。>>無痛分娩施行施設の紹介


3.赤ちゃんが大きくないとできない

無痛分娩はお腹の赤ちゃんが大きく成長していないと行うことができません。

目安は臨月(妊娠37週)を超えてからになります。37週未満だと早産ですから、自然分娩あるいは帝王切開での出産になります。無痛分娩はこの辺の線引きが厳しいです。

もし37週未満での出産になった場合、自然分娩も行っている産院であれば転院の必要はないかもしれませんが、わが家が行ってた産院は無痛分娩専門です。そのため早産になったときは、一度も行ったことのない産科へ転院しなければいけませんでした。

転院という可能性はどんなお産についても考えられますが、37週以上という決まりがある無痛分娩ではこの可能性はグッと上がります。

長女は37週と2日で生まれましたが、その2週間前に切迫早産になり入院しながらギリギリでの出産になりした。ドキドキでしたよホント。


4.無痛分娩できなかったときのショックがでかい

無痛分娩での出産を予定していて何らかの原因で「自然分娩」もしくは「帝王切開」に切り替わったときのショックはデカいんじゃないかと思います。

痛みなく出産できるものと思っていたんですから、それこそ心の準備が出来ていない中での出産になります。僕の奥さんは「そうなったらそうなったで仕方ない」と言ってましたが。みんながみんなこんなふうに切り替えられるかどうか。


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まとめ

今回は、旦那の立場から無痛分娩のメリットとデメリットについて書きました。あくまでわが家でのケースであり、無痛分娩すべてにこのようなメリット・デメリットがあるわけではありません。

しかし出産に関しては今だに、「痛みを経験しないと子供に愛情が芽生えない」とか「自然分娩以外ありえない」みたいな意見を聞くことがあります。そのため無痛分娩がいけないことのような印象を持っている人も少なからずいるはずです。


でも本当にそうでしょうか?


出産はゴールじゃありません。そこからが長い長い子育ての始まりです。出産とはあくまで子供を産み育てる過程のひとつに過ぎないですし、子育てが各家庭によって千差万別であるように、出産の方法も妊婦の体調やその家庭の考え方によって柔軟であるべきだと思います。

一番大切なのは子供を無事出産し育て上げることではないでしょうか。そのために母親は元気でいた方がいいに決まっています。

無痛分娩が正しく理解されメリットとデメリットを考えたうえで、もっと多くの妊婦の選択肢になることを願っています。


ではでは。


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