からだが歪んでいても調子が良い人先日、一年ぶりに来院された患者さんと話をしていたときのお話です。

この患者さん、ご高齢の方なので背中は丸くなって円背(えんぱい)気味、膝も少し変形がみられます。しかし本人曰く「すごく調子が良くて、からだのどこも痛くないんですよ」と仰られていました。「いや、調子良いんならここには来ないんじゃ・・・」と心の中で突っ込みながら、からだを診ていくと細かいことは色々とありますが、本当に調子は良さそうです。

元々私が診ていた頃から、メンテナンスに重点を置いて治療を行っている方でしたが、一年たってもその状態をキープできているようです。ここで自分の治療はやっぱりすごい!と自慢したいわけじゃありません。調子が良いのは全て患者さん自身の力なので。不思議なのはからだは曲がっているのに調子が良いということ。

そこで今回は、「からだが歪んでいても調子が良い人がいるのはなぜ?」について考えてみます。

からだが歪む原因

からだが歪む原因はざっくり言うと2つあります。

姿勢

畑仕事をしているおじいさんやおばあさんでよく腰が曲がっている人を見かけます。最近は健康への意識が高いのか、そうでない人も増えている気がしますが。あれは前傾姿勢での長時間労働が多いために腰が曲がりやすくなってしまっています。農家の方でない限り、あそこまで極端な姿勢をとることはないと思いますが、基本的に人間の生活動作は背中を丸めます。だから気をつけないと将来背中が曲がってくるかもしれません。その他にも、立ち方・座り方・寝相などからだの歪む姿勢は色々あるのでご注意を。

加齢による筋力の低下

以前、急に走るなまずは歩けでも書きましたが、筋肉は放っておくと20台後半をピークに筋力・柔軟性ともにどんどん低下していきます。特別何か運動をしていない人は日常生活に必要な最低限の筋肉しか使わなくなります。そうすると「よく使う筋肉」と「あまり使わない筋肉」が出てきます。「よく使う筋肉」は「あまり使わない筋肉」より強いので、「あまり使わない筋肉」は引っ張られていき段々とからだを歪ませていきます。だから、筋力が落ちないようある程度はからだを動かす方が良いでしょう。

安心してください、支え合ってますよ

今回の患者さんは筋力の低下により姿勢が悪くなり、ますます歪みが大きくなっているなという印象です。ではなぜ調子が良いのでしょうか?

生活習慣などいろいろと話を聞きながら施術していると答えがわかりました。

からだの歪んでいる場所を他がサポートしている

つまり、腰は曲がっていても腰だけでからだを支えようとせず、全身を使って姿勢を維持しているので案外腰には負担がかからないというわけです。このとき、例えば膝や肩が悪い人だとそっちにも負担がかかりますから痛みが出る場合があります。からだが満遍なく良い調子じゃないとムリでしょう。

さらによく見るとこういう方は、杖をついたり、カートや自転車を押したり、何かを持って上手に移動しています。自分のからだのことがよく分かっておられます。「今の自分の状態と向き合う」みなさんもぜひやってみてください。

まとめ

腰が曲がっていても調子が良いという方もいれば、レントゲンに異常がないのに腰が痛くてたまらないという方もいます。まあ、レントゲンではほとんど原因なんて分かりませんが・・・。人のからだは本当に不思議です。よく患者さんから、「ここのズレてる骨は元に戻りますか?」と質問されることがありますが、最近は「元に戻らなくても痛みはなくなりますよ、元に戻って痛みがあるのとどっちが良いですか」と答えるようにしています。



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