実際に当院で行った首痛の施術例をご紹介していきます。

30代女性 向日市在住

主な症状

首から背中・肩にかけての痛み(右)

半年ほど前に突然、首(右)から肩先にかけてジワッとした痛みが出現。その後、肩甲骨まで痛みが広がり痛くて眠れないほどに。

初診時の状況

  • 職場近くの鍼灸整骨院へ4ヶ月通院したが、あまり変化なし。
  • 眠れないと仕事にも影響するため、就寝前に毎晩鎮痛薬を服薬。ひどい時には日中にも薬を飲んでいた。
  • 首を後ろに倒す・右に向くと首の後ろ(真ん中あたり)から背中・肩にかけてピキッとした痛み(放散痛)を感じる。
  • 年中寒気を感じ、夏でも靴下を履いて寝ている。冬になるとしもやけもできて辛い。
  • ソファーを背にフローリングに座っていると、右お尻から太ももの裏にかけて徐々に鈍痛を感じる。

施術内容

初診時の問診の結果、頚椎(首の骨)のズレが一番気になったので、まずはそこのズレを調整して首にかかる負担を軽減させた。その日の夜、痛みは残っていたが鎮痛剤を飲まないで眠ることができ、次の日には痛みを忘れることがあるほど首の痛みは軽減していた。

その後、何度か頚椎のズレを整える施術を行い、痛みは徐々に軽減していくが、首を後ろに倒した時の痛みと右お尻から太ももの裏の痛みがあと少しとりきれない。そこで、その場所の気の停滞を改善させるためにふくらはぎの中心より少し下にある「承山」という経穴(ツボ)に鍼をする。すぐに首を後ろに倒す動きが広がり、首の痛みは消失、背中・肩にかけての痛みもかなり軽減した。帰宅後、右お尻から太ももの裏の痛みも消失していたと後に報告を受ける。

考察・経過

頚椎(首の骨)のズレを治すことで首にかかる負担が一気に減り、短期間での症状改善に繋がった。しかし、痛みが出てから少し時間が経っていたせいもあり、頚椎の調整だけでは一度滞ってしまった「気」の流れがなかなか元に戻らず、痛みの消失までには至らなかった。

経絡図「承山」そこで、からだの背中側を支配する膀胱経絡上の「承山」に鍼を行うことで、首から背中にかけて気の流れが改善。首の痛みの消失に成功。右お尻から太ももの裏も位置的にはこの膀胱経絡上にあるため、一緒に消失したと思われる。

その後、灸施術により体の冷えも改善、現在は不摂生が続くと症状が再発するので日常生活のアドバイスを行いながら、予防のためにメンテナンス治療を継続している。

コメント

最初は首の動きで神経痛のような痛みが出ていたので、頚椎(首の骨)のズレばかり注意していました。しかし、仕事が忙しい時やストレスを感じた時に症状が強く出ると気づき、気の流れを良くする治療に切り替えてからは症状消失が早かったです。

一見痛みとは関係ない場所に鍼をしていますが、東洋医学的な視点で考えると実に理にかなった治療で効果もキチンと出た症例でした。あとは患者さんが信じて治療を続けてくれたことでこのような結果になったのだと思います。ありがたいです。

当院には色々な患者さんがおられます。すぐに痛みが改善する場合もありますが、ほとんどは時間のかかるものばかりです。そのため、途中で諦めたり少し良くなるとやめてしまう方もおられます。しかし、キチンとした治療をすればからだは必ずそれに応えてくれます。その治そうとする力を最大限引き出せるよう、これからも精進していきます。

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