脂っこい食事続けても太らない?先日、ネットでこんなニュースを読みました。

脂っこい食事続けても太らない?特定のたんぱく質発見

内容は、遺伝子を破壊して「ニューデシン」というたんぱく質を体内で作れなくすると、脂肪の分解と燃焼が多くなり痩せやすくなるというものです。このニューデシンの働きを詳しく解明すれば、肥満を抑える薬が開発できるのではという話です。

この記事を読んだ感想は「いやいや、この方法間違ってない?」です。

「食欲」と「ニセ食欲」

まずは肥満の原因となる食欲について説明していきます。
「食欲」とは皆さんご存知の通り、睡眠欲などと同じ人間の持つ生理的欲求の一つです。ただし、これは生きていくうえでの最低限度の「食欲」のことであり、肥満や病気になるほどの食欲は「ニセ食欲」と呼ばれることもあります。

「ニセ食欲」とは?

食欲とは本来、体の空腹感を脳がキャッチして発生する感覚。空腹でないのに口さみしく感じたり、食べたくなったりしてしまうのは、すべて誤った食欲です。『ニセ食欲』と言えるでしょう

浅野生活習慣病予防研究所 所長 浅野次義

つまり、肥満や病気になるほどの食欲はほとんどが「ニセ食欲」によるものだと考えられます。
この「ニセ食欲」が起こる原因は、食べることで得られる「快感」を理性で抑えることができず、「食べなくていい理由」より「食べたときの快感」の方が上回ってしまうことで起こります。これには、いつでも手軽に食べることのできる生活環境やストレスが関係していると言われています。

食欲が止まらない理由1

そして、もう一つよく言われるのが、食欲中枢と満腹中枢の関係や、セロトニンやドーパミンといった脳内ホルモンの問題などです。ちょっとややこしいので辛どい人はどうぞ飛ばしてください。

食欲中枢と満腹中枢は「腹が減った」と「お腹一杯」の関係で、この「お腹一杯」のときに分泌されるのがセロトニンという脳内ホルモンです。セロトニンがたくさん分泌されることで脳が満腹感を感じます。
セロトニンがあまり分泌されないと、脳がなかなか満腹だと認識せず結果ダラダラと食べ続けてしまいます。セロトニンの分泌不足にもストレスが関係しています。

セロトニンの分泌不足⇔ストレス

食欲が止まらない理由2

皆さんは、「食べても食べてもすぐにお腹がすく」という経験をしたことがありませんか?これには血糖値の低下が関係しています。お菓子や菓子パンなどの糖質に偏った食べ物は急激に血糖値が上がるんですが、急激に下がります。血糖値が下がると脳が空腹と感じて腹が減るのです。これを予防するには、食物繊維が豊富な腹持ちの良い食品をとるのがベストです。

血糖値の急激な低下⇔食生活の乱れ

まとめ

このように、肥満の原因には現代の食生活の変化やストレスが関係していることが分かります。しかし、今回の記事にはこれらのことには触れず、むしろ高脂肪のものを食べても大丈夫かのように聞こえます。

体で起こることに無駄な働きはないです。健康を維持するうえで必ず意味があると思っています。それを薬によって無理やり抑え付けてしまえばどこかに歪みが生まれてしまいます。

肥満を改善させるにも、まずは自分の生活を省みて、律することが必要なのではないでしょうか?それもせずすぐに薬に頼ってしまう人は結局体を壊してしまうでしょう。

現代医学の限界を感じてしまうような切ない記事でした。

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