「腱鞘炎」「手根管症候群」「バネ指」3つの違いを原因と症状別でまとめて解説するよ!

andreas160578 / Pixabay

どうも、京都府向日市 リズム鍼灸院の湯村です。


主に使い過ぎが原因で起こる手首や指の症状。リズム鍼灸院でも女性を中心によく診る症状のひとつです。

来院される患者さんはほとんどの場合、病院で診察を受けておりそこで「腱鞘炎」や「手根管症候群」「バネ指」と病名をつけられています。同じ手に起こる疾患ですが、色んな病名があってややこしくないですか?


そこで今回は、「腱鞘炎」「手根管症候群」「バネ指」3つの違いを原因と症状別でまとめて解説していきます。痛みのある人は自分の症状がどれに当てはまるか一度確認しておくといいんじゃないでしょうか。


ではいっきまーす(o゚∀゚)o━!!


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腱鞘炎の原因・症状について

それではまずはじめに腱鞘炎の原因・症状から解説していきます。

腱鞘炎の原因

手を握ると指の関節が痛い病名の解説


上の図は手首の関節付近の様子を表しています。

ちょっと難しいですがなるべく簡単に説明するので付いてきてください。この図に「腱」と書かれたとこがありますよね。この「腱」は、筋肉が骨にくっつくときに「腱」に変わります


からだが動くのは筋肉が伸び縮みして骨(骨格)を動かしているからです。でも筋肉は骨に直接くっつきません。骨際ってすごく負担のかかるとこなので、筋肉よりももっと頑丈な「腱」じゃないともたないんです。

もし筋肉だとすぐに引きちぎれてしまうでしょう。それを防ぐため筋肉は腱になって骨にくっつくんです。代表的な「腱」に「アキレス腱」がありますが、これはふくらはぎの筋肉が途中でアキレス「腱」になって踵(かかと)の骨にくっついています。


そして図をもう一度見てもらうと、腱のところに「腱鞘(けんしょう)」と書かれた筒のようなものがありますよね。この「腱鞘」は腱がアッチコッチ勝手に動かないよう押さえておくのと、「腱」を保護する役割があります。

「腱鞘」の「鞘」は『さや』とも読めるんですが、「腱鞘」は刀を守る鞘のように「腱」を守っているんです。


腱鞘炎は、この「腱」が動いて「腱鞘」に当たりまくって炎症が起こった状態のことです。腱鞘が炎症を起こすから「腱鞘炎」です。

腱鞘炎の症状

腱鞘炎でよくある症状には以下のようなものがあります。


  • 熱っぽい
  • 腫れてる
  • 動かすと痛い
  • 赤くなる
  • 動きが悪い

この症状はモロに「炎症の5大徴候」とかぶっています。だって腱鞘炎にも「炎症」が起こっていますからね


炎症についてはこちらに詳しく書いてあるので、興味のある方はぜひご覧ください。>>湿布を貼るタイミング!これを間違えるとエライことになります。

手根管症候群の原因・症状について

続いて手根管症候群の原因・症状について解説していきます。

手根管症候群の原因

20160929_03

参考:じんラボ


まずは手根管症候群の「手根管」とは何なのか?簡単に説明いきます。

上の図を見ると「手根管」とは書いてありますが、イマイチ何を説明しているのか分かりませんよね。

「手根管」とは、手首の骨の「手根骨(しゅこんこつ)」(図中になし)と「横手根靭帯(おうしゅこんじんたい)」(図中茶色の膜みたいなヤツ)で作られたトンネルのような隙間のことです。

そのトンネルの中に「正中神経(せいちゅうしんけい)」(図中黄色の管)が通っているんですが、この正中神経がトンネルの中でギュウギュウになって締め付けられると、手のひらや指先に「痺れ」や「痛み」が出てきます。


これが、手根管症候群です。

手根管症候群の症状

手根管症候群でよくある症状には以下のようなものがあります。


  • 人指し指・中指が痺れる
  • 親指・薬指が痺れる
  • 母指球(親指の付け根)の筋肉が痩せる
  • 親指が動かしにくくなりOKサインができない
  • 手のこわばり
  • 明け方に症状が強くなる

最初は人指し指・中指が痺れてきますが、ひどくなると親指・薬指まで痺れてきます。ただし、正中神経の支配領域が親指~薬指までの4本(薬指は親指側の半分)だけなので、薬指(小指側)と小指は痺れないのが特徴でもあります。


手根管症候群は腱鞘炎と違い、「痛み」よりも「痺れ」や「動かしにくい」といった神経症状がメインの場合が多い疾患です。

バネ指の原因・症状について

最後にバネ指の原因・症状について解説していきます。

バネ指の原因

手を握ると指の関節が痛い病名の解説

参考:ばね指(弾発指)|日本整形外科学会


バネ指は先ほど説明した「腱鞘炎」の症状のひとつで、指にある腱が腱鞘炎を起こし指の動きがスムーズじゃなくなることです。


上の図の左を見ると、指にある「腱」が指から離れないよう「靭帯性腱鞘(じんたいせいけんしょう)」で支えられているのが分かると思います。

普通は「靭帯性腱鞘」の中を「腱」がスムーズに動くんですが、腱鞘炎が起こると図の右のように「腱」にコブ※ができて引っかかってしまいます。

すると、指は伸ばそうと思っても引っかかって伸びなくなります。そしてコブが「靭帯性腱鞘」を通過したとき、引っかかって伸びなくなった指がバイーンとバネのように伸びることから、この症状を「バネ指」と呼びます。


ちなみに、腱鞘炎には他にも「ドケルバン病」というのもあり、これは手首の親指側で起こった腱鞘炎のことです。最初に説明した「腱鞘炎」は「ドケルバン病」とも呼ばれます。


※正確にはコブではなく、滑膜性腱鞘が靭帯性腱鞘にたわんでしまって引っかかるんですが、分かりやすくコブと表現しています。

バネ指の症状

バネ指でよくある症状には以下のようなものがあります。


  • 指の付け根の痛み
  • 指の付け根の腫れ
  • 指の付け根の熱感
  • 指が伸びなくなって曲がり、バネのように急に伸びる
  • 明け方に症状が強くなる

バネ指は腱鞘炎の症状のひとつなので症状は「腱鞘炎」と同じですが、指に引っかかりが出るのが「バネ指」の特徴です。

手首が腫れて痛いのは「ドケルバン病」と覚えておくといいでしょう。


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まとめ

今回は、「腱鞘炎」「手根管症候群」「バネ指」3つの違いを原因と症状別でまとめて解説しました。

なんとなくでも違いを理解していただけたでしょうか。

どの症状も治療は安静が第一選択となり、そこから投薬、もっとひどくなると手術をするケースもあります。この治療に関しては僕も思うことがあるので、また別の記事で書きたいと思います。

お楽しみに。


ではでは。


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