新型コロナウィルス感染症が猛威を振るう中、国や地方自治体から個人や事業者を支援するたくさんの補助金や給付金が発表されています。
有名なとこでは「持続化給付金」なんかがありますよね。
これは簡単に説明すると、事業者を対象に令和2年1~12月の間で前年の同月と比べ売上が50%以上下がっている月がひと月でもあれば、100万 or 200万が支給されるというもの。
この持続化給付金と似た支援制度に「持続化補助金」があるんですが、こちらは申請がやや複雑とはいえ最大150万円の補助が受けられます。
僕も今まさに申請中ですが、持続化給付金を受けた人でも申請可能なので、売上をあげたい個人事業主の方はぜひ挑戦してほしい支援制度です。
ただ難点なのは、申請書や事業計画書を書くのが少しややこしいトコ。(キチンとやれば難しくはないんですが)
なのでそのあたりも分かりやすく紹介していきたいんですが、今回はまず「持続化補助金ってなに?」について解説していきたいと思います。
ではいっきまーす(o゚∀゚)o━!!
これを読めば間違いなし⁉僕が実際に書いた「経営計画書」を使って、持続化補助金の申請に通りやすくする「書き方」や「ポイント」について解説しました!
参考 【持続化補助金】経営計画書の書き方とポイントを解説!note持続化補助金とは?
持続化補助金とは
持続化補助金(正式名称:小規模事業者持続化補助金)とは、小規模事業者等が行う販路開拓や生産性向上の取組に要する経費の一部を支援する制度です。
出典:中小企業庁-申請に関するQ&A
持続化補助金は、僕のような小規模事業者が売上をあげるために新たな販路開拓を行ったり、生産性向上の取組にかかる経費の一部を支援してくれる制度です。
ざっくりいうと、売上アップさせるのにかかったお金を一部出してあげるよ。
ってことです。
全額補助ではありませんが、それでもかなりの補助が受けられるためメチャメチャ助かります。
申請には期限があるので必ず守りましょう。
持続化補助金が支給されるまでの流れはこんなカンジ。
- 補助金の申請
↓ - 交付決定
↓ - 対象の事業を行う
↓ - 事業完成
↓ - 補助金が支給
事業にかかった経費を一旦自分で支払ってから補助金が支給されるため、資金繰りがきびしいとツラいんですが、「概算払い」もあるので何とかなります。(後ほど説明)
なお、持続化補助金には「一般型」と「コロナ特別対応型」の2種類があり、どちらも手続きは変わらないので補助割合・補助金額・採択率が高い「コロナ特別対応型」で申請しましょう。
※以下、「コロナ特別対応型」の解説になります。
持続化補助金(コロナ特別対応型)の特徴
次に持続化補助金(コロナ特別対応型)の特徴について、少し詳しく説明していきます。
持続化補助金の特徴には以下のようなものがあります。
- 前向きな投資を行う事業者を支援
- 補助上限は100万円
- 補助率は 2/3 or 3/4
- 概算払いによる即時支給
それでは、ひとつずつ説明していきましょう。
前向きな投資を行う事業者を支援
「持続化給付金」は使い方など特に決まっておらず自由に使えましたが、「持続化補助金」は使い道がある程度限定されているのが特徴です。
持続化補助金の目的は、前向きな投資を行う事業者を支援すること。
なので、新型コロナウィルス感染症の影響を乗り越えるために使った経費に対して補助金が支払われます。
補助上限は100万円
持続化補助金の補助の上限は100万円。
使った経費のうちMax100万円まで補助しますよという意味。これは次の補助率のところでまとめて説明します。
補助率は 2/3 or 3/4
持続化補助金の補助率は 2/3 or 3/4。
つまり、補助の上限が100万円なので、
- 補助率 2/3 の場合:150万円使って100万円支給
- 補助率 3/4 の場合:約134万円使って100万円支給
となります。
通常134万円かかる経費がたったの34万円で済むなんてうれしすぎてヨダレが止まりませんよね。
ちなみに、この補助率 2/3 と 3/4 の違いはなに?と疑問を感じたと思いますが、これはどんな方法で販路開拓をするのか?その取り組み内容で変わります。
ちょっとややこしそうですけど簡単ですから大丈夫ですよ。
- サプライチェーンの毀損への対応(設備投資や製品開発)
- 非対面型ビジネスモデルへの転換(HP作成や広告費)
- テレワーク環境の整備(オンラインシステムの構築)
↑①~③の内容で販路開拓を行う際に、経費の 2/3 or 3/4 を補助してもらえます。どんな売上アップの方法でもいずれかの条件に合致すると思うので大丈夫でしょう。
しかも、全体の事業のうち 1/6 以上が①~③に当てはまっていればOKなので、みんな余裕でクリアできると思います。(①~③を組み合わせてもOK)
ちなみに①の「サプライチェーンの毀損への対応」だけ、 2/3 しか補助されません。ご注意ください。

概算払いによる即時支給
今回の「コロナ特別対応型」の持続化補助金の最大の特徴といっていいのが、この「概算払いによる即時支給」です。
先ほど、持続化補助金の流れのとこで説明しましたが、ふつう補助金というのは事業にかかった経費を一旦自分で支払ってから補助金が支給されます。
ヘタすると支払いから補助金が支給されるまで半年以上かかったりなんてことも。
こういった方のために、補助金の交付が決定次第すぐに申請額の 1/2 が支給されるのが「概算払いによる即時支給」。
例えば、100万円が支給決定されればすぐに 1/2 の50万円が手に入り、それを使って事業を行うことができます!
この「概算払いによる即時支給」のおかげで、持続化補助金を申請するハードルはかなり下がりましたね。
持続化補助金のまとめ
今回は、「持続化補助金ってなに?」について分かりやすく解説しました。
もう一度まとめると、
- 売上アップさせるのにかかったお金を一部出してもらえる制度
- 申請は補助割合・補助金額が高い「コロナ特別対応型」で
- 補助上限は100万円
- 補助率は 2/3 or 3/4
- 概算払いによる即時支給
このようになります。
申請するまでが少しややこしいですが、それを加味しても事業者を助けてくれるとても素晴らしい制度だと思います。
ぜひ、売上をあげたい個人事業主の方は挑戦してみてください。
申請先や必要書類・手順についてはこちらの記事↓

ではでは。
これを読めば間違いなし⁉僕が実際に書いた「経営計画書」を使って、持続化補助金の申請に通りやすくする「書き方」や「ポイント」について解説しました!
参考 【持続化補助金】経営計画書の書き方とポイントを解説!note