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どうも、京都府向日市リズム鍼灸院 の湯村です。
頭痛持ちの人は日本中で3000万人以上いるそうです。その中でも特に悩んでいる人が多いのが、偏頭痛って言われてます。
頭痛の対処法ってタイプによって全然違うから、偏頭痛だと思ってやってた対応が全く逆効果だったなんてこともよくあります。特徴をしっかり確認して、自分の頭痛と当てはまってるかどうか判断することが大事です。
今回は頭痛シリーズ第2弾として、偏頭痛かもしれない「こめかみが痛い頭痛について」原因と予防法を解説していきます。
後頭部の頭痛で困ってるなら必ず知っておきたい!後頭部が痛いときの原因と予防法見たい場所へジャンプ
こめかみが痛い頭痛のタイプ
こめかみが痛くなるタイプの頭痛は、だいたい次の3つに分けられます。
- 偏頭痛
- 緊張型頭痛
- 脳梗塞・脳出血
偏頭痛以外にもこめかみが痛くなる頭痛があるから、その頭痛との違いが分かれば対応もスムーズになって、グッと早く治るようになりますよ。
次にタイプごとの特徴・原因・予防法の解説をしていきます。
偏頭痛タイプ
片頭痛と言ったりもするけど、どっちも同じ意味です。この頭痛に悩まされてる人は本当に多いようですね。データによると日本人の約8%が悩まされてるらしい。1000万人くらい。ホントに!?
偏頭痛の特徴
一番の特徴は、ズッキンズッキンとした脈打つ痛みです。これ、拍動性の痛みと言って、心臓のドッキンドッキンと頭のズッキンズッキンが連動して痛みます。偏頭痛かどうかはここで判断したらいいです。
- ズッキンズッキンした脈打つ痛み
- 月1~2回、週1~2回のように時々起こる
- 吐き気やおう吐を伴う場合もある
- ひどいと寝込んでしまうほど痛い
- 動くと悪化する
- 頭の片側または両側が痛い
- 光や音に過敏になる
- 目の前がチカチカする
あと、偏頭痛だから頭の片方だけ痛いって思いますよね?でも、4割ぐらいの人は両側痛いらしいです。完全な引っかけですよね。笑
偏頭痛の原因
偏頭痛は血管が拡張しすぎて炎症が起こる頭痛です。血管が太くなっちゃうんですね。でもなんで血管が拡張して炎症が起こるのか?実はよく分かっていないんです。
上の図は血管を輪切りにした図です。赤いのが血管で、その周りにある黄色いのが神経です。正常なときを見てください。血管と神経の間に余裕がありますよね?
これが頭痛時になると、血管がパンパンになって周りにある神経にガンガン当たってます。この刺激が頭痛です。血液の流れに影響してます。だから、心臓のドッキンに合わせて頭がズッキンなんです。
偏頭痛の予防・対処法
- 寝不足、寝過ぎ、疲労など生活の見直し
- ストレスを溜めない
- 静かな暗い部屋で寝る
- 安静にする
- 頭を冷やす(温めない)
寝すぎても偏頭痛の原因になるんですよ。からだやメンタルにストレスがかかると、血管が拡張するみたいです。
そして炎症を抑えるのに、頭は冷やしましょう。マッサージやお風呂も入っちゃいけません。これ以上血液の流れ良くしないように。
偏頭痛に効くトリプタン系薬剤
どうしても辛いときは、薬に頼るのもアリだと思います。
トリプタン系薬剤は血管の拡張を抑えてくれて、即効性もあります。ただし、薬に依存するようになったら絶対いけませんよ。
緊張型頭痛タイプ
肩コリや首のコリが原因で起こる頭痛です。後頭部に起こることが多い頭痛だけど、こめかみにも起こります。ただ、緊張型頭痛は偏頭痛とは違うはっきりとした特徴があるから判別は簡単ですよ。
この頭痛については「後頭部の頭痛で困ってるなら必ず知っておきたい!後頭部が痛いときの原因と予防法」をご覧ください。
脳梗塞・脳出血の頭痛タイプ
脳梗塞と脳出血は合わせて脳卒中とも言います。この脳の病気にもこめかみの頭痛が出る場合があるから要注意です。2つを簡単に説明しておきますね。
脳梗塞:脳の血管が詰まって脳の細胞が死んでしまう
脳出血:脳の中の細い動脈が破れる
血管が詰まるのと、破れることで起こる2つの症状なんですが、現れる症状の特徴にはあまり違いがないんですよ。だから特徴はまとめて解説します。
太い動脈がコブになって破裂するのはくも膜下出血です。詳しくは「後頭部の頭痛で困ってるなら必ず知っておきたい!後頭部が痛いときの原因と予防法」をご覧ください。
脳梗塞と脳出血の特徴
- ガンッと殴られたような頭痛
- 手足のふらつき
- ものが二重になって見える
- 言葉を理解することや発することができない
- からだの半分が動かしづらい
脳梗塞と脳出血の頭痛はガンガンするのが特徴です。それと頭痛以外の症状も一緒に出ます。こんな症状が出てたらすぐに救急車ですよ。
脳梗塞の原因
脳梗塞と脳出血の原因については、ちょっと詳しく解説しときます。
- ラクナ梗塞
- アテローム血栓性梗塞
- 心原性脳塞栓症
軽いのから、危ないのまで色々あるから知ってて損はないですよ。
1.ラクナ梗塞
脳にある細い動脈が高血圧などで傷ついて、それが原因で詰まって起こります。でも細い動脈だから脳へのダメージが少なくて、後遺症が残らないことも多い。日本人ではこのタイプが一番多くて、全体の約半分がこれ。
2.アテローム血栓性梗塞
アテロームっていうのは、からだの垢や皮脂が袋のように溜まってできた塊のこと。これ、からだの至るところにできます。これが首や頭の中の血管の中にできて、太い動脈を塞いでしまうのが、アテローム血栓性梗塞です。原因は、高脂血症、糖尿病、高血圧などの生活習慣病です。
3.心原性脳塞栓症
心臓にできた血栓(血の塊)が、脳まで運ばれて行って血管を塞いでしまうことで起こります。健康な人の心臓じゃあまず血栓なんてできません。心房細動、リウマチ性心臓病(弁膜症)、心筋梗塞、心筋症といった心臓病を患ってる人に多いです。
今までちゃんと流れてた血流が急にピタッと止まってしまうから、脳に与えるダメージも大きくなりやすく危険です。
脳出血の原因
原因として言われているのは、高血圧です。
高血圧が続くと、血管にかかる負担が増えて、血管が硬くなってしまいます。これが動脈硬化というやつです。血管が硬くなると破れやすくなってしまうんです。これが、脳をつらぬいている血管で起きてしまうと、脳内出血です。
脳梗塞と脳出血の予防・対処法
脳梗塞・脳出血ともに生活習慣病が根っこにあるから、予防するなら生活習慣を見直すのが一番です。
万一、脳梗塞・脳出血が疑われるような症状があるときは、命に関わることもあるから急いで対処しましょう。
- 仰向けで寝かせて、首の後ろに枕を入れる(気道確保)
- おう吐があるときは横向けに寝かす
- すぐに救急車を呼ぶ
まとめ
今回は、偏頭痛かもしれない「こめかみが痛い頭痛について」原因と予防法を解説しました。
- 偏頭痛
- 緊張型頭痛
- 脳梗塞・脳出血
命の危険もある脳梗塞、脳出血との判別に気をつけること。それと、偏頭痛と緊張型頭痛は対処の方法が全く違うから、間違えないで。
あと、ボクも頭痛の治療してますから、よかったらご来院ください。
腰痛・頭痛(Mさん60代)|リアルガチ!!患者様の声ではでは。