圧迫骨折のリハビリはいつから!?リハビリ開始のタイミングについて解説

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どうも、京都府向日市リズム鍼灸院 の湯村です。

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圧迫骨折になったんですがいつから動いてもいいでしょうか?

当院では『LINE@』でブログの読者さんからの質問や相談を受け付けているんですが、その中で圧迫骨折の方からの質問をよくいただきます。

この手の質問は圧迫骨折の程度や痛みが出てからの処置の方法によって色んなケースがあるため、詳しく話を伺いながらアドバイスするようにしています。

ただ何かしらの判断基準があった方がいいだろうということで、今回は圧迫骨折のリハビリ開始のタイミングについて解説していきます。

圧迫骨折のリハビリ開始のひとつの目安として参考にしてください。

ではいっきまーす(o゚∀゚)o━!!

圧迫骨折とは?

リハビリ開始のタイミングの前に、まずは圧迫骨折について簡単に説明をしておきます。

圧迫骨折についてよく知ってるよという方は読み飛ばしてくださいね。

【まとめ】腰椎圧迫骨折とは?症状と原因について!必ず治るから心配しないで!

圧迫骨折とは?

圧迫骨折

圧迫骨折は、転倒や外部からの圧力によって椎体と呼ばれる背骨の骨が潰れてしまう症状のことです。「折れる」というより「潰れる」ですね。

背骨は頚椎(7個)、胸椎(12個)、腰椎(5個)の骨が積み木のように積み上がるようにして形成されているんですが、圧迫骨折はこの骨がグシャッと潰れてしまうんですよ。

よく潰れる場所は胸椎と腰椎。胸と腰の位置の背骨ですね。特に腰の上の方を骨折される人がほとんどです。骨折は一ヵ所だけの場合もあれば一度に二、三ヵ所折れることもあります。

ギックリ腰と痛みがよく似てますが、全然違う症状なので注意してください。

圧迫骨折とぎっくり腰の違い?似てるようで全然違う2つの症状を徹底解説!

圧迫骨折の原因

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)が大きな原因のひとつです。

骨がもろくなって骨折しやすくなる病気ですが、以前は高齢者に多かったこの病気も食生活の変化や運動不足により30、40代といった若い方にも急激に増えています。

実際僕のとこへ相談される圧迫骨折の方にも若い方がたくさんいらっしゃるので驚きます。

あといくら骨が強くても高い所から落ちたり、滑ってひっくり返って強打すれば折れますからね。気をつけましょうね。

カルシウムだけじゃムリ!?骨密度を上げる3つの方法で骨粗鬆症を予防せよ!

圧迫骨折の症状

圧迫骨折の代表的な症状は「痛み」です。さらに痛みは基本「激痛」なんですよね。

どれぐらい痛いかというと身動きひとつするのも痛い状態が2~4週間は続きます。でも逆に横になってジッとしていれば全然痛くありません。

圧迫骨折は受傷から2~4週の間が一番大事な期間ですから、できるだけ安静にするよう心掛けてください。

それと骨折しているので基本激痛なんですが、あまり痛みを感じないケースもたくさんあります

痛みを感じにくい原因は不明ですが、年齢や性別に関係なく圧迫骨折でも痛くないケースはありますね。

こういったケースではレントゲンで圧迫骨折と診断されても痛くないため動けるんですよ。ただし、痛くないといっても「ほとんど痛みを感じない人」から「痛いけど何とか動ける人」まで痛みのレベルは多岐にわたります。

このように圧迫骨折といっても「激痛」だったり「あまり痛くない」など人によってバラバラだから、いつリハビリを開始していいのか分からないんだと思います。

圧迫骨折のリハビリ開始のタイミング

それでは、圧迫骨折のリハビリ開始のタイミングについて解説していきますね。

リハビリ開始のタイミングはここ!

骨が固まって痛みが下がってきたらスタート

これだけです。

つまり、痛みがあるうちは余計なことしないで安静にしろってことです。ではなぜこんなにも「安静」が必要なのか説明していきますね。

圧迫骨折は最初が大事

先ほど「圧迫骨折は受傷から2~4週の間が一番大事な期間」と説明しましたね。

この間からだで何が起こっているかというと、潰れた骨が徐々に固まっていってるんです!

圧迫骨折で潰れた骨が徐々に回復しているんですね。

MEMO
この固まった骨を「仮骨(かこつ)」と言いますが、仮骨ができるとからだを支えることができるようになるため、徐々に圧迫骨折の痛みも下がって動きやすくなっていくんです。

もし最初の2~4週間にムリして動いたりリハビリをすると、骨が固まずダラダラと痛みが続いていくことになります。

圧迫骨折の回復には最初が一番大事です。だから「痛み」が落ち着くまでは安静にしておかないといけないんです。

激痛の場合

それでは具体的にどんなタイミングで圧迫骨折のリハビリを開始すればいいか説明していきます。まずは動けないほどの「激痛」の場合から。

リハビリ開始のタイミング
寝返りが打てるようになったら

動けないほどの「激痛」の場合、まずは受傷後2~4週間は安静に

ちなみにここで言う「安静」とは風邪をひいたときなんかの『安静』とは意味が全然違いますからね。風邪だとトイレや食事に起きたり、調子が良ければお風呂に入ったりと「家の中で大人しくしておく」レベルだと思います。

でも圧迫骨折のときの安静とはまったく動かない「絶対安静」の意味です。実際は全く動かないなんてことは不可能ですが、「激痛」のときはそれぐらいの意識でいってほしいですね。

腰椎圧迫骨折の安静期間について【圧迫骨折の治療期間は約3ヵ月】

そしてベッド(布団)の上で寝返りを打っても痛くなくなればリハビリを開始してください。

注意
リハビリの内容はからだの状態によって変わるため、担当の医師に指導してもらってください。

あまり痛くない場合

続いて、圧迫骨折でも「あまり痛くない」場合のリハビリ開始のタイミングについて。

リハビリ開始のタイミング
骨が固まる(くっつく)まで

「あまり痛くない」場合、当たり前ですがみんな普通に生活します。だってあんまり痛くないんですから。ですが、圧迫骨折の診断を受けているということは背骨が「潰れる」あるいは「折れてる」のは間違いありません。

そのため普通に日常生活を送れていればリハビリをする必要はないですが、運動したり腰に力が入るような動きには注意が必要です。

腰椎圧迫骨折の禁忌!【日常生活で気をつけたい7つの注意点】

骨折した部分は周りの筋膜に負担がかかりやすくなっているため、圧迫骨折の痛みではなくギックリ腰のような筋肉が原因の痛みが出ることがあります。

なので、完全にもとの生活に戻るのは骨が固まる(くっつく)まで待ちましょう。ちなみにレントゲンで確認してくださいね。

まとめ

今回は、圧迫骨折のリハビリ開始のタイミングについて解説しました。

どんな病気でもそうですが、たとえ同じ病名がついていても人によって症状や治り方は全然違います。

圧迫骨折のリハビリに関しても一人ひとり指導が必要ですが、病院ではそこまできめ細かな指導はできていないと思います。

この記事が少しでも圧迫骨折で悩んでいる人の参考になれば幸いです。

ではでは。

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