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どうも、京都府向日市リズム鍼灸院 の湯村です。
先日、生後40日になるカワイイ娘の「副耳(ふくじ)」を取ることにしました。
生まれたときから気になっていたんですが、赤ちゃんのうちにとってしまうことへの抵抗感や不安もありどうしようか悩んでいました。
でも副耳のせいでイジメられたり、大きくなって本人が気にしてしまったらと考えると、覚えていない今のうちにとってしまおうとなりました。
今回、娘が「副耳」なったことで僕自身「副耳」について色々調べました。これが同じように悩んでおられる親御さんの役に立てばと思い、このブログでシェアさせていただきます。
ではいっきまーす(o゚∀゚)o━!!
副耳(ふくじ)とは
副耳(ふくじ)は生まれつき見られる耳の前や頬にイボ状に突起したものです。
出典:副耳-日本形成外科学会
副耳は、耳やほほ・首筋にイボ状のできものができる先天性の病気です。大きさはゴマぐらいのものから、場合によっては大豆くらいの大きさになるものもあるようです。
僕のカワイイ娘もゴマよりちょっと大きいぐらいの副耳でした。
副耳になる確率
この病気の発生割合は約1.5%。1000人に15人程度の確率なので、それほど珍しい病気ではないですね。それでも自分の子どもがそうだと、親としてはビックリしてしまいますが。
副耳の原因
なぜ副耳になるかについては、はっきりとした原因は分かっていません。
お腹の中で耳が形成される時期に、何らかの原因で副耳になってしまうようです。遺伝的な病気でもないので安心してください。
副耳の症状
副耳になると何かからだに影響があるのか?これが親にとっては一番気になるところです。僕たち夫婦もこれを一番心配していました。
でも大丈夫。副耳にはなんの症状もありません。もちろん障害が出るようなものでもありません。無害です。
あえて言うなら、副耳の根元がくびれているとそこに汗が溜まりやすくて湿疹ができやすいというぐらいです。なんてかわいらしい症状なんでしょうか、そんなもん全然OKです。
副耳の治療
副耳の治療法
副耳の治療法には2つの方法がありますが、副耳に軟骨が含まれているかどうかによって変わります。
副耳はイボ状のできものですが、そのイボの中に「軟骨が含まれているもの」と「軟骨が含まれていないもの」2つのタイプがあります。
副耳に軟骨が含まれているとイボにはコリコリとした触感があります。逆に軟骨が含まれていない副耳にはブヨブヨとした弾力のある触り心地があります。
- 結紮(けっさつ)法 = 軟骨が含まれていない副耳
- 切除法 = 軟骨が含まれている副耳
次に2つの治療法を詳しく解説していきます。
結紮(けっさつ)法
なんか少年マンガのショボイ必殺技のような名前ですが、要は副耳の根元を糸で縛るだけです。もちろん糸は医療用のものを使います。麻酔は使いません。
この画像はうちの娘の結紮1日後の様子です(グロかったらすいません)。娘もこの方法で副耳をとりましたが、泣き叫んでてこっちまで泣いてしまいそうでした。
副耳はイボとはいっても、その中には血管もあり血液も流れている立派なからだの一部です。結紮法は副耳の根元を糸で縛ることで、イボへの血流をストップさせ細胞を壊死(えし)させてしまうというものです。
糸で縛る期間は約1~2週間。壊死した副耳は自然にとれてしまいます。
この方法は痛みもなく麻酔も必要としないので簡単に副耳をとることができるんですが、先ほど説明したように副耳に「軟骨が含まれていない」が条件になります。
切除法
副耳に「軟骨が含まれているもの」では、糸で根元を縛っても軟骨が邪魔をしてうまく血流を止めることができません。
その場合はメスで切り取る「切除法」を行う必要があります。
「切除法」は全身麻酔で行うため、通常は全身麻酔ができる1歳以上になってからでないと副耳をとることはできません(病院によっては生後3ヵ月までに局所麻酔で行うところもあるようです)。
しかし小さなイボを取る手術のため短時間で終わり、危険性も極めて少ないようなのでご安心ください。
何科に行けばいい?
副耳の治療は形成外科もしくは耳鼻科で対応してもらえます。かかりつけの小児科医に紹介状を書いてもらうといいと思います。
場合によっては小児科医が診てくれることもあります。僕のとこも出産した産院の小児科の先生に治療していただきました。
費用
僕の娘の場合は乳幼児医療費助成が適用されたため、自己負担は200円でした。
ただし費用は病院によって異なり、保険適用がされず数万円かかったなんてこともあるようです。一度ご自身でお調べいただいてから治療に臨むようおすすめします。
まとめ
今回は、副耳の原因や切除法について解説しました。
副耳はとらなくても害があるものではありません。本人に決めさせるというのもひとつの方法だと思います。
ただやっぱり親としては心配になってしまうものです。とくにその病気がどんなものかよく分からないときには尚更です。
今回の内容がそんな親御さんのお役に立てれば大変うれしく思います。
ではでは。