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どうも、京都府向日市リズム鍼灸院 の湯村です。
2015年10月から本格的に書き始めた当ブログですが、おかげさまで最近では多くの方に見ていただけるようになってきました。
先日もこの記事 膝に水がたまる原因と治療!何度も膝の水を抜いてる人はまずこの3つやってみてを読んだ方から『水を何度も抜いているが良くならないため一度診てほしい』と連絡があり施術することになりました。
膝に水がたまる原因と治療!何度も膝の水を抜いてる人はまずこの3つやってみて膝に水がたまる症状は骨盤を調節してちゃんと処置すれば大抵は治るもんです。しかし今回の患者さんの場合それでは治らなかったんですよ。
原因は最初にやった症状に対する『診立て』が間違っていたからで、そこに気づいて修正してから症状の改善が一気に進みました。
今回はそれについて自分が思ったことを書いていきます。
ではいっきまーす(o゚∀゚)o━!!
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いつもと違う違和感
リズム鍼灸院で行っている治療は「骨盤矯正」と「鍼灸治療」が中心で、それぞれ単体で行うこともあれば、2つを組み合わせて施術することもあります。この辺は経験と勘によって決めています。
今回の患者さんの場合はこれまでの経験から骨盤矯正でからだのバランスを整え、膝の負担になっている筋肉を緩めていけば、症状の改善がみえてくるだろうと思っていました。
骨盤矯正で良くならない理由
しかし施術後、思ったより手ごたえを感じない・・・(あれ!?)。膝に水がたまることはなくなったけど、膝の痛みは相変わらず。
膝の痛み以外に「背中の痛み」「倦怠感」などもあったんですが、こちらも変化はなし。
ここで「この膝の痛みは普通の痛みと違うな…」と考え始めます。
『もしかしたら膠原病(こうげんびょう)かも?』
膠原病とは
全身の血管や皮膚、筋肉、関節などに炎症が見られる病気の総称で、原因不明の発熱や湿疹、関節の痛みなどの症状が共通してみられます。女性に多く見られる病気で、比較的若い女性の不明熱(原因不明の発熱)として発見されることが多いです。
出典:膠原病Q&A | 医療法人 香川クリニック リウマチ・膠原病専門クリニック
ちょうどタイミング良く、医師からも血液検査を薦められていたようだったので、その結果を待ってから僕の施術も再開することにしました(膠原病も血液検査で判断できることがあります)。
結果はやっぱりリウマチ性の膠原病でした。
鍼灸治療に切り替えた結果
リウマチ性の痛みの場合、揉んだり動かしたりすると、かえって症状が悪化するなんてことがよくあります。
そのため、整骨院や整体ではこの手の施術ができず、患者の治療の選択が「薬(ステロイド系)を飲む」しかなくなります。
- 神経痛
- リウマチ
- 頸腕症候群
- 五十肩
- 腰痛症
- 頚椎捻挫後遺症(むち打ち症)
僕は血液検査の結果を受けて、「骨盤矯正」から「鍼灸」へと施術を切り替えました。施術内容は説明が難しいので割愛しますが、リウマチになるとからだに「炎症」が起こります。
炎症反応の原因と症状とは?炎症について世界一分かりやすく解説!炎症が起こると「熱」がからだに籠ります。施術では鍼を使ってからだの中に籠った「熱」をとってやることで、リウマチの症状を軽減させようとしました。
そして今は膝の痛みはなくなりました(ステロイドは服薬中)。背中の痛みはまだ少しありますが、本人も歩けるようになってとても喜んでます。
いずれ「患者さんの声」に載せたいと思っているので、そちらもお楽しみに。
【骨盤矯正と鍼灸】2つの施術の『幅』
ここまで約1ヵ月間の施術経過です。
色々と試行錯誤しながら施術にあたってきました。その中で、【骨盤矯正と鍼灸】2つを真剣にやってるからこそ生まれる施術の『幅』というものを今回感じることができました。
別に「自分すげぇ」と言いたいわけではありません。治ったのは患者本人の力によるものが大きくて、僕ら治療家はその手伝いをしているだけかもしれません。
でもそのわずかな手伝いが、その人の人生を大きく変えてしまうことだってあります。
そんな瞬間に立ち会えたとき、この仕事をしていてよかったなーと思います。その倍以上、悩んで悔しい思いもしているんですけどね。
まとめ
今回紹介した患者さんにはこの1ヵ月の間「治りますか?」と10回以上聞かれました。笑
「大丈夫、治りますよ」と答えましたが。
施術する際、施術者と患者の間には「ラポールの形成」が必要だと言われています。「ラポール」とは「信頼関係」のことで、これがないと施術の効果が如実に落ちます。
今回のケ-スも「ラポールの形成」がうまくいったからこその結果でしょう。
症状の改善に時間がかかることもありますが、リズム鍼灸院ではこんな症状にも対応しています。病院では治らない、薬をできるだけ飲みたくない人は一度ご連絡ください。
きっと大丈夫ですから。
ではでは。