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どうも、京都府向日市リズム鍼灸院 の湯村です。
先日、患者さんと話していると「先生、骨粗しょう症になると動けなくなりますか?」こんな質問を受けました。
その質問を受けて僕は、「折れてればね」と返事をしました。
その患者さんの話を詳しく伺うと、どうやら知り合いの方が最近急にからだが弱くなり、腰も痛く、ゆっくりとしか動けなくなっていたそうで。病院では「骨粗しょう症だから仕方ない」と言われたと。
これを聞いて「骨粗しょう症になるとこんなに動けなくなるのか?」と思ったらしく今回質問されたようです。
骨粗しょう症になると必ず腰が痛くなるのか?そんなわけありません。今回はその根拠について解説していきます。
ではいっきまーす(o゚∀゚)o━!!
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骨粗鬆症と腰痛
骨粗鬆症とは
はじめに、骨粗しょう症について簡単におさらいしておきます。
骨粗しょう症とは
骨粗しょう症は、鬆(す)が入ったように骨の中がスカスカの状態になり、骨がもろくなる病気です。骨がスカスカになると、わずかな衝撃でも骨折をしやすくなります。
出典:骨粗しょう症ホームページ-iihone.jp
要は、骨がスカスカになって折れやすくなる状態のことです。これは年齢とともに骨量が減っていくことがその原因です。特に女性の場合、閉経のタイミングで骨量の減少が激しくなるため、男性よりも骨粗しょう症になるリスクが高くなります。
カルシウムだけじゃムリ!?骨密度を上げる3つの方法で骨粗鬆症を予防せよ!そして骨粗しょう症で一番起こりやすい症状が『圧迫骨折』になります。
圧迫骨折とは
圧迫骨折とは、上の図のように背骨がグシャッと潰れてしまう症状のことです。これは転倒や外部からの圧力によって背骨に強い負荷がかかることで起こります。
しかし骨粗しょう症になると、骨がスカスカなわけですから強い負荷じゃなくても簡単に骨が折れてしまいます。イスに座ったときやちょっと重いものを持っただけでも折れることがあります。
そして圧迫骨折になると骨折ですからものすごく痛みを感じます。
【まとめ】腰椎圧迫骨折とは?症状と原因について!必ず治るから心配しないで!骨粗鬆症だからって必ず腰痛になるなんて絶対ない
先ほど説明したように、確かに骨粗しょう症になると骨がもろくなり簡単に折れてしまいます。そして折れると痛くてまともに動けなくなることもあります。
骨粗鬆症=腰痛じゃない理由
つまり折れると痛いということです。折れていなければ健康上なんら影響が出ることはありません。
高血圧や肥満、タバコなんかと同じで、それがあるからといって必ずしも病気になるとは限らないということです。現に骨粗しょう症の患者さんで腰痛もなにもない人なんてゴロゴロいますし、健康診断で何の問題がない人でもキツイ腰痛に苦しんでいる人もいます。
そもそも1000万人以上いると言われている骨粗しょう症の患者が、全員腰が痛くて動けないようであればそれこそ大問題でしょう。
骨粗鬆症でも諦めないで
そして腰が痛くて歩きにくい理由が「骨粗しょう症」だと言われて、仕方なく病院へ通われているとのことでした。しかし残念ながらいくらカルシウムの注射を投与しても、骨量が劇的に回復することはないんです。
もう一度言っておきますが、骨粗しょう症だから腰が痛くなるなんてことはありません。圧迫骨折など骨折のリスクが高くなるだけです。
この方も、からだ全体のバランスを整えたり、生活指導をしていくことで必ず現状よりも症状は良くなるはずです。医師も「骨粗しょう症だから仕方ないよね」といった無責任な言葉で、患者から治る可能性を奪ってはいけない。そう思います。
まとめ
今回は、骨粗鬆症だからって必ず腰痛になるなんて絶対ない根拠について解説しました。
骨粗しょう症だから腰痛なんだなんてこと考える必要ありません。関係ありませんから(もちろんそれが原因で折れたら痛いですよ)。
治療すれば良くなるなんてこと、僕が診ているだけでいくらでもありますから。悲観しないで前向きに、治療が必要な方はいつでもご連絡ください。
ではでは。