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どうも、京都府向日市リズム鍼灸院 の湯村です。
肘の痛みでよく聞く「テニス肘」。
名前は聞いたことがあってもテニス肘がどんな症状なのかはあまり知られていないんじゃないでしょうか。
テニスをする人がなりやすい症状なのでこう呼ばれていますが、実はテニスをやったことがない人でもテニス肘になるんですよ。
今回は、肘の痛みの中でも一番多い症状である通称「テニス肘」の原因と治し方を解説していきます。肘の痛みでお悩みの方はぜひ最後まで読んでください。
ではいっきまーす(o゚∀゚)o━!!
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テニス肘とは?
テニス肘の原因を説明する前に、まずは「テニス肘」とはどんな症状なのかについて簡単に紹介していきますね。
肘が痛む場所ってだいたい3ヵ所ありまして、肘の「外側」「内側」「肘頭(肘の先)」に分けることができます。
上の画像でいうと、赤の矢印が肘の外側に、青の矢印は肘の内側になります。「肘頭(ちゅうとう)」は肘を曲げた先端部分のことです。
この3ヵ所のうち「テニス肘」と呼ばれる場所は肘の「外側」(手を開いた親指側)になり、難しく言うと「上腕骨外側上顆(じょうわんこつがいそくじょうか)」なんて言ったりもします。
なぜ肘の外側の痛みを「テニス肘」というのか?
ここでなぜ肘の外側の痛みのことを「テニス肘」というのか少し説明しておきます。
テニスをやったことや見たことがある人は分かると思うんですが、テニスのラケットの振り方には「フォアハンド」と「バックハンド」の2種類があります。
この2つは腕の振り方が全く逆になるため、肘にかかる負担も違ってくるんです。
- 肘の内側へ負担
- 肘への負担は軽い
- 肘の外側へ負担
- 肘を痛めやすい
テニスで肘を痛めるケースは「バックハンド」の方が圧倒的に多いため、肘の外側の痛みのことを「テニス肘」と呼んでいるんです。
肘の内側が痛いよという人はこちら
肘の内側が痛い!手を握ると”肘の内側が痛い”原因を分かりやすく解説テニス肘の原因
それでは肘の外側の痛みである「テニス肘」の原因について説明していきます。
炎症が原因
上の図は腕の筋肉の様子を表したもので、赤丸で囲ってある場所に「外側上顆」って書いてありますよね?
ここが先ほどから説明している肘の外側になるんですが、「テニス肘」は簡単に言うと外側上顆が炎症を起こすから痛くなるんです。
炎症がよく分からないという人は捻挫を思い出してみてください。
捻挫ってぶつけたり、捻ったりすると腫れて熱っぽくなることですよね。あの腫れたり熱っぽくなる反応が「炎症」と呼ばれていて、炎症が起こるともれなくその場所には痛みを感じます。
炎症について詳しくはこちら
炎症反応の原因と症状とは?炎症について世界一分かりやすく解説!「テニス肘」も外側上顆に炎症が起こることで肘の外側に痛みを感じているんです。
でも「テニス肘」になっている人のほとんどがぶつけたり、捻ったり、ましてやテニスなんかした覚えがないのに痛みを感じているんじゃないでしょうか?
それはなぜか?
その原因は、手首を使い過ぎているからです。
手首の使い過ぎ
先ほどの図をもう一度見てもらうと、肘の外側にはたくさんの筋肉がくっついているのがよく分かります。
- 長橈側手根伸筋
- 短橈側手根伸筋
- 指伸筋
- 小指伸筋
- 尺側手根伸筋
これらの筋肉はまとめて伸筋群と呼ばれており手を開いたり、手首をクイッと反らすような動きをするときに使う筋肉です。
ここでは特に手首をクイッと反らすがポイントです。
「普段手を握ることはあっても開いたり手首をクイッと反らすような動きなんてそんなにやってない」こう思った人もいるでしょうね。
でもこれが意外とそうでもなくて、僕たちの日常は手首をクイッと反らすような動きであふれているんですよ。
- 字を書く
- キーボードを叩く
- 洗い物をする
- 草を抜く
- 鍋を振る
- 洗濯物を干す
- ハンドルを握る
- つり革を掴む
以上のような動きでは必ず手首をクイッと反らしています。試しに手首を動かさないで字を書いてみてください。すごく書きにくいですから。
というわけで僕たちは日頃から手首をクイックイッさせて伸筋群と呼ばれる筋肉をムチャクチャ使っているんです。
この伸筋群は使えば使うほど疲労して、その負担は伸筋群のスタート地点である「肘の外側」にかかってくるんです。
「肘の外側」と言えば、そう!テニス肘で痛める場所でしたね。
手首の使い過ぎ → 伸筋群に疲労蓄積 → 肘の外側に負担がかかる → 肘の外側に炎症が起こる
テニス肘になる!
だから仕事や家事が忙しい人の中にも「テニス肘」で悩んでいるケースが多いんです。
テニス肘の治し方
じゃあテニス肘になってしまったらどうすればいいのか?ここからはテニス肘の治し方を紹介していきますので、ぜひやってみてください。
- 保存療法(腕をなるべく使わない)
- アイシング
- ストレッチ
- 痛み止めの注射
ひとつずつ簡単に説明していきますね。
1.保存療法(腕をなるべく使わない)
まず一番大事なことは、なるべく肘に痛みが出ないように生活することです。これが一番重要になってきます。
痛みを感じている動きというのは肘にダメージを与えているということですから、まずは安静にしてからだの回復を高めてやらないといけません。
【誰でも簡単】テニス肘に効果的なテーピングの巻き方をご紹介2.アイシング
テニス肘の症状がひどくなると炎症が強くなり肘に熱を感じるようになります。こうなったらアイシングをしてください。
アイシングっていうのは熱を持った患部を氷などで冷やすことです。アイシングはだいたい10~15分を目安に1日3~5回やるようにすると効果的です。
簡単にできてオススメ
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手首をクイッと反らして手首を使いすぎると腕の筋肉は硬くなります。硬くなった筋肉は肘に負担をかけてテニス肘の原因になると説明しました。
当然その硬くなった筋肉をストレッチで伸ばしてやるとテニス肘は良くなります。ストレッチのやり方は後ほど解説します。
4.痛み止めの注射
病院へ行けば鎮痛剤や湿布を処方してくれます。
ほかにも局所麻酔やステロイドなどがあり、劇的によくなることもありますが腕の筋肉はほったらかしなので根本的な解決にならないのが難点です。
テニス肘のストレッチ方法
先ほど後回しにした、テニス肘をストレッチで治す方法を紹介していきます。
やり方は簡単です。
反対の手で親指以外の4本の指を掴む
▲そのまま手前に引っ張って手首を曲げる
赤矢印の筋肉(伸筋群)がしっかりと伸びてる感じがあればOKです。
当院のテニス肘の治し方
先ほどテニス肘の治し方を紹介しました。
実際にテニスをして痛めたのならこの治療で治るかもしれません。しかし、残念ながら日常生活の負担が原因で出てきた痛みはこの方法では治りません。
それは、肘に負担のかかる動きを改善させていないからです。
忙しくて肘に負担をかけている人が全員テニス肘になることはありません。プロのテニスプレーヤーの中でもごくわずかです。
それでもテニス肘になっているのは、あなたの普段の動きが肘に負担をかけているからです。
その違いは「姿勢」や「骨格」から生まれます。
姿勢が悪く骨格が歪んでいると日常生活を送るだけでからだにはどんどん負担が増えていきます。その負担の蓄積が「テニス肘」になって出ているんです。
- 肘の外側に炎症を起こしている筋肉の負担をとる
- 姿勢や骨格の歪みを正す
筋肉の負担をとるだけならそんなに難しくはありません。大事なのは、姿勢や骨格の歪みを正して肘に負担の溜まりにくいからだを作ることです。
痛みを取るのは当たり前
リズム鍼灸院は痛みの出ないからだ作りに本気で取り組んでいます。
テニス肘と言われどこに行っても治らなくて悩まされてきた方はぜひ一度ご相談ください。続けて施術すれば必ず良くなる症状なので一緒に治していきましょう!
まとめ
今回は、肘の痛みの中でも一番多い症状である通称「テニス肘」の原因と治し方を解説しました。
テニス肘はキッチリ治療すれば治りやすい症状だと思います。特に日常生活で痛くなったものに関しては、痛くなった原因をはっきりさせて普段の使い方を指導するだけでかなり変わりますよ。
今回ご紹介したテニス肘の治し方をしっかりとやってもらってそれでも治らなければいつでもご来院ください。お待ちしています。
ではでは。
はじめましてこんにちは。手の使いすぎで二ヶ月ほど前から肘と腕の痛みがおさまらなくなり、テニス肘と野球肘になっていると診断されました。針治療をしていますがネットでも調べてます。
こちらで教わったように、自分なりに固い筋肉を親指で押さえて思い切り伸ばしたら少し楽になりましたが、肘の腱?(でしょうか?)は、朝起きたときや動かすと痛いです。
筋肉をストレッチをしていれば肘まわりも痛みが落ち着いていくのでしょうか。
れいさん、コメントいただきありがとうございます。
>筋肉をストレッチをしていれば肘まわりも痛みが落ち着いていくのでしょうか。
これは肘の状態やどれぐらい安静にできるかで変わってきます。
強い痛みや運動制限がある場合はストレッチだけじゃなくアイシングも必要になります。それに痛める前と同じように手を使っていれば、よくなるどころかますます悪化する可能性だってあります。
鍼治療はいいと思いますが、それ以上に日常生活で肘の負担を軽減させるアドバイスを受けた方がいいですね。肘の痛みの根本的な原因が分かれば治りは格段に早まりますから。
早速のお返事ありがとうございます。生まれたときに右腕を麻痺しているためほとんどを左腕で生活して40年以上です。趣味で片手でピアノ(腕を痛めたという人が多くいると聞きました)、仕事では一日PCで特にマウスを使っています。完全に使いすぎですよね。。若い頃とは関節の柔軟性も違うのが判ります。片手のため痛いほうを固めたら生活が難しく(>_<)不安もあるのですが、整形外科は最後の手段としています。残念ながら関東在住なので、こちらのようなアドバイスをいただける所を見つけないといけないですね。
ピアノは二ヶ月休んでいます。しかしこれは私の生き甲斐なのでやめたくないです。アイシングは、自分で熱っぽいものを感じないのでピンとこなかったのですが、仕事中はしたほうが良さそうですね。やってみますね!