肘の内側が痛い!手を握ると”肘の内側が痛い”原因を分かりやすく解説

当院は肘の痛みで来院される患者さんも多いですが、一口に「肘が痛い」と言っても肘は痛む場所によって3つに分けることができます。

その3つというのが、肘の外側・内側・肘頭(肘の先)でしてこの3つは痛みの原因もそれぞれ違うんです。

今回は、肘の痛みの中でも特に多い肘の内側が痛いときの原因と治し方・ストレッチの方法を紹介します。

ではいっきまーす(o゚∀゚)o━!!

肘の内側(が痛い)とは?

肘の内側が痛い原因を説明していく前に、そもそも肘の内側とはどこなのかを簡単に紹介しておきますね。

肘が痛む場所ってだいたい決まってて、肘の「外側」「内側」「肘頭(肘の先)」の3ヵ所に分けることができるんです。

肘の内側の場所

上の画像でいうと、赤の矢印が肘の「外側」に、青の矢印は肘の「内側」になります。「肘頭(ちゅうとう)」は肘を曲げた先端部分のことです。

この3ヵ所のうち「肘の内側」と呼ばれる場所は「青矢印」(手を開いた小指側)になり、難しく言うとここを「上腕骨内側上顆(じょうわんこつないそくじょうか)」なんて言ったりします。

この「内側上顆」ってキーワードだけここからよく出てくるのでちょっと覚えておいてください。

肘の内側が痛い原因

肘の内側の場所が分かったとこで、それでは「肘の内側の痛み」の原因について説明していきます。

肘の内側の痛みは手を握りすぎると起こる

腕の筋肉の様子

上の図は腕の筋肉の様子を表したものですが、赤丸で囲ってある場所に「内側上顆」って書いてありますよね?

ここが先ほど説明した肘の内側に当たるんですが、「肘の内側の痛み」というのはこの「内側上顆」に炎症が起こるから痛くなるんです。

炎症ってなに?という人は足首の捻挫を思い出してください。

捻挫ってぶつけたり、捻ったりすると腫れて熱っぽくなることですよね。あの腫れたり熱っぽくなる反応が「炎症」と呼ばれていて、炎症が起こるともれなくその場所に痛みを感じます。

肘の内側の痛みは内側上顆に炎症が起こっているからです。

いやいや、自分は肘の内側をぶつけたり捻ったりなんてしてないよ。と思ったでしょ?でもぶつけたり捻ったりしなくても肘の内側には炎症が起こるんですよ。

その原因は、手を握りすぎているからです。

炎症についてもっと詳しく知りたい方はこちら
炎症反応の原因と症状について!炎症について世界一分かりやすく解説!炎症反応の原因と症状とは?炎症について世界一分かりやすく解説!

手を握ると腕の筋肉が動く

手の平を上に向けて手を思いっきり握ってみてください。

手を握ると腕の筋肉が動く

こうやって思いっきり手を握ってみると肘から先の腕の筋肉、特に小指側の筋肉が動くのが分かると思います。手首を手前に曲げながらやるとよく分かるんじゃないかな。

この小指側の筋肉の動きをよく見てもらうと、筋肉の一番端が「内側上顆」になっているのが分かりますかね?

手を握ると内側上顆が動く

手を握る(手首を曲げる)と、小指側の筋肉が動いてこの「内側上顆」にほんの少し負担がかかるんです。

普通に使っているだけならこれで痛みが出ることはないんですが、極端に手を握る(手首を曲げる)回数が多いと「内側上顆」の負荷が大きくなって痛みが出るんです。

これが、手を握ると肘が痛い正体です。

手を握る → 小指側の筋肉に疲労蓄積 → 肘の内側に負担がかかる → 肘の内側に炎症が起こる

肘の内側が痛くなる!

手を握ることって、普段僕たちが生活している中でいくらでもありますよね。だから仕事や家事が忙しい人の中に「肘の内側が痛い」ケースが多いんです。

日常生活で手を握る動作
  • 荷物を持つ
  • 包丁を握る
  • 鍋やフライパンを持つ
  • つり革を持つ
  • 赤ちゃんの抱っこ

肘の内側が痛い!はスポーツ選手にも多い

スポーツ選手に多い野球肘

日常生活以外だと肘の内側の痛みはスポーツの現場でよく起こります。

特に野球(ピッチャー)とゴルフに多く、肘の内側の痛みのことを「野球肘」や「ゴルフ肘」なんて言ったりするぐらいです。

この2つのスポーツに肘の内側の痛みが多いのは、ボールを投げたり、ゴルフクラブを握ったりといった手を握って手首を手前に曲げる動きが多いからです。

スポーツの場合「内側上顆」にかかる負担はハンパじゃありませんから、骨の変形や剥離、周囲の靭帯の損傷などが起こりやすくなります。

ヘタすると選手生命が絶たれることもありますから、スポーツをしている方で肘の内側に痛みの出る人はすぐに病院で検査を受けましょう。

検査するならスポーツ疾患を得意としている整形外科がいいと思います。

ちなみに肘の外側の痛みはテニスをしている人に多いので「テニス肘」と言うんですよ。

肘の外側が痛いよという人はこちら
テニス肘の原因と治し方!肘の外側が痛いテニス肘を分かりやすく解説

肘の内側の痛みの治し方

じゃあ肘の内側が痛くなったらどうすればいいのか?

本当は痛みが出る前に対処するのが一番いいんですが、それはなかなか難しいのでここでは肘の内側の痛みが出たときの治し方を紹介していきます。

肘の内側の痛みの治し方
  1. 保存療法(腕をなるべく使わない)
  2. アイシング
  3. ストレッチ
  4. 痛み止めの注射
  5. サポーター

ひとつずつ簡単に説明していきますね。

肘の内側の痛みの治し方 その1.保存療法(腕をなるべく使わない)

まず一番大事なことは、普段からなるべく肘の内側に痛みが出ないように生活することです。これが一番大事。

痛みを感じている動きというのは肘にダメージを与えていることになるので、まずは安静にしてからだの回復を高めてやらないといけません。

肘の内側の痛みの治し方 その2.アイシング

肘の内側に負担がかかって症状がひどくなると炎症が強くなり肘に熱を感じるようになります。こうなったらアイシングをしてください。

アイシングっていうのは熱を持った患部を氷などで冷やすことです。

簡単にできてオススメ

アイシングはだいたい10~15分を目安に1日3~5回やるようにすると効果的です。

アイシングの方法はこちら
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肘の内側の痛みの治し方 その3.ストレッチ

手を握り過ぎると腕の小指側の筋肉は硬くなります。硬くなった筋肉は肘の内側に負担をかけて痛みの原因になると説明しました。

当然その硬くなった筋肉をストレッチで伸ばしてやると肘の内側の痛みは良くなります。ストレッチのやり方は後ほど解説しますね。

肘の内側の痛みの治し方 その4.痛み止めの注射

病院へ行けば鎮痛剤や湿布を処方してくれます。

ほかにも局所麻酔やステロイドなどがあり、劇的によくなることもありますが腕の筋肉はほったらかしなので根本的な解決にならないのが難点です。

肘の内側の痛みの治し方 その5.サポーター

あと肘の場合、どうしても使いながら治さないといけない人がほとんどだと思います。そんなときは肘にサポーターを付けて少しでも肘に負担がかからないよう気をつけてください。

これは腕の筋肉を圧迫して強制的に力が入らないようにするサポーターです。

肘の負担DOWN!使いながら治せてオススメ

肘の内側の痛みのストレッチ方法

先ほど後回しにした、肘の内側の痛みをストレッチで簡単に治す方法を紹介していきます。

  • STEP1

    手の平が上になるようにして肘を伸ばす

    POINT
    肘はしっかりと伸ばすこと
  • STEP2

    反対の手で親指以外の4本の指を掴む

    POINT
    指をしっかりと掴むこと
  • STEP3

    肘の内側のストレッチ方法

    ▲そのまま手前に引っ張って手首を反らすように曲げる

    小指側の筋肉が伸びてる感覚があればOKです。手首と一緒に指もしっかり反らしてください。

当院の肘の内側の治し方

先ほど肘の内側の治し方を紹介しました。

実際にスポーツで痛めたのならこの治療で治るかもしれません。しかし、残念ながら日常生活の負担が原因で出てきた痛みはこの方法では治りません。

それは、肘に負担のかかる動きを改善させていないからです。

忙しくて肘に負担をかけている人が全員肘の内側が痛くなることはありません。プロの野球選手の中でもごくわずかです。

それでもあなたが肘の内側が痛くなっているのは、あなたの普段の動きが肘に負担をかけているからです。

その違いは「姿勢」や「骨格」から生まれます。

姿勢改善施術

姿勢が悪く骨格が歪んでいると日常生活を送るだけでからだにはどんどん負担が増えていきます。その負担の蓄積が「肘の内側の痛み」になって出ているんです。

肘の内側の痛みはこう治す!
  • 肘の内側に炎症を起こしている筋肉の負担をとる
  • 姿勢や骨格の歪みを正す

筋肉の負担をとるだけならそんなに難しくはありません。大事なのは、姿勢や骨格の歪みを正して肘に負担の溜まりにくいからだを作ることです。

痛みを取るのは当たり前

リズム鍼灸院は痛みの出ないからだ作りに本気で取り組んでいます。

野球肘と言われどこに行っても治らなくて悩まされてきた方はぜひ一度ご相談ください。続けて施術すれば必ず良くなる症状なので一緒に治していきましょう!

まとめ

今回は、肘の痛みの中でも特に多い肘の内側が痛いときの原因と治し方・ストレッチの方法を紹介しました。

この痛みはスポーツ以外では、日常的に手を握りすぎている人によく起こる症状です。なので普段の手の使い方を考えてみるのもひとつの方法です。

あとは紹介したストレッチもぜひやってみてください。それでも治らないという方はいつでもご来院お待ちしています。

ではでは。

2 Comments

姫野 守

仕事柄、手を握る行為が確かに多く、左ひじの激痛で眠れない日々が多く困っていましたが、ストレッチを試してみたら、痛みが驚くほどはやくひいていきました。ありがとうございます、感謝申し上げます。

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湯村 智明

姫野守さん、コメントありがとうございます。
ストレッチで肘の痛みが改善したようでよかったです。ただ、もし今後同じように激痛が出るようでしたら、ストレッチを試す前に一度アイシングをした方がいいかもしれませんね。ジッとしていても痛いのは炎症が起こっている可能性が高いので。

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