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どうも、京都府向日市リズム鍼灸院 の湯村です。
当院の患者さんにも多い膝の痛みですが、中には膝にサポーターを付けたりテーピングを巻いたりしている方もたくさんいらっしゃいます。
テーピングは筋肉や関節の動きをサポートして痛みを軽くするのにとても効果的ですが、反面自分では巻きにくいという欠点もあります。誰かに巻いてもらうにしても複雑な巻き方だと難しいですし。
そこで今回は、誰でも簡単にできる膝の痛みに効果的なテーピングの巻き方を紹介していきます。普段僕が患者さんに自宅でやってもらっている方法ですから一人でもできます。ぜひどうぞ。
膝に水がたまる原因と治療!何度も膝の水を抜いてる人はまずこの3つやってみてではいっきまーす(o゚∀゚)o━!!
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足裏アーチの崩れに効果的
テーピングの巻き方を紹介する前に、膝の痛みにも色々あるのでまずは今回紹介するテーピングがどんな膝の痛みに効果的なのか説明しておきます。
膝の痛みが起こる病気って色々ありますが、今回のテーピングは病院でどんな診断を受けていても関係ありません。膝の痛みがあり尚且つ足の裏のアーチが崩れている人であれば効果が見込めます。
足の裏?アーチ?崩れる?
膝の痛みについて知りたかったのに何を言っているのか分からないと思いますが、このあと詳しく説明していくので安心してください。
膝の痛みが起こる病気についてはこちら
膝に水がたまる病気まとめ!原因と症状をざっくり説明します足の裏のアーチってなに?
それでは足の裏のアーチが膝の痛みに関係するワケを説明していきます。まずは↑の画像を見てください。
僕たち人間は2本の足で立っていますが、その際足の裏がベッタリと地面に接しているわけではなく画像のような赤の印をつけた3点でからだを支えているんです。
この3点を繋いだ線を「足裏のアーチ」と呼んでいます。
- 内側縦アーチ
- 外側縦アーチ
- 横アーチ
内側縦アーチはみなさんご存じの「土踏まず」に当たる場所で筋肉が凹でいるのが分かりますよね。ちょっと分かりにくいですがほかのアーチもこれと同じように筋肉が凹んでいるんです。
この凹んでいる形が「アーチ(弓状)」に見えるので「足裏アーチ」となるわけです。
先ほど説明した「アーチが崩れた」というのは、本来は凹でいるはずの足の裏の筋肉が盛り上がっている状態のことで、土踏まずが盛り上がった「偏平足(へんぺいそく)」が代表的な「アーチの崩れ」になります。
これは赤ちゃんの足ですが、アーチが崩れるとこのように足の裏がプクッと盛り上がってきます。
ただ、足の裏がプクッと盛り上がると言っていますが腫れたりしているわけではありません。原因は足の裏の筋肉が弱ってしまったせいです。
お腹も引き締まっているときには引っ込んでいますが、たるんでくるとポッーンと出てきますよね。アレと同じです。
足裏のアーチの役割
足裏のアーチの役割は大きく3つあります。
からだを支えるクッションの役割
足の裏はからだの一番下に位置するため全体重が乗っかってきます。アーチは弓のように撓る(しなる)ため体重がかかるとクッションのような働きをして圧力を吸収してくれます。
からだを動かすバネの役割
アーチは体重を支えて撓った(しなった)あとバネのようにもとに戻ります。この反動のおかげでスムーズに歩いたり走ったりすることができるんです。
からだのバランスを保つ役割
クッションのように体重を支え、バネのように勢いを付けることで下半身の姿勢と動きは安定します。アーチがあるおかげでからだはバランスを保てます。
このように足裏のアーチはからだの中で大きな役割を担っています。
- 体重を支えられない
- スムーズに歩けない
- からだのバランスが崩れる
などからだに様々な負担がかかって膝痛や腰痛・股関節痛の原因になります。
膝の痛みに効果的なテーピングの巻き方
それでは「膝の痛みに効果的なテーピングの巻き方」を紹介していきますね。
テーピングにも色んな種類がありますが、こちらが一番使いやすい幅と伸縮性だと思います。
今回使ったテーピングはこちら
テーピングは基本的には毎日張り替えるものなのでまとめて買うのがお得です。
足裏のアーチの崩れが原因で起こった「膝の痛み」ですから、テーピングは足の裏のアーチをサポートするように巻いていきます。
今回は足裏のアーチのひとつ「横アーチ」にテーピングを行います。このアーチが崩れている人がホントに多い。
▲足の裏が触れるように床かベッドに座って膝を曲げておきましょう。テーピングを巻いてくれる相手がいれば足を伸ばしても構いません。
▲足首を90°に反らします。テーピングを巻き終わるまでこの状態をキープしておいてください。
▲まずは足の甲からテーピングを貼っていきます。ペタッと張りましょう。
▲どちらからでもいいので足の裏に向かって片方ずつ貼っていきます。
▲足の裏にピタッと貼ります。
▲反対側も貼ります。
▲完成です。簡単でしょ。
テーピングの巻き方のポイント
続いてテーピングの巻き方のポイントをいくつか紹介していきます。
1.テーピングの長さは20㎝
▲横アーチに巻くテーピングは20㎝あれば十分です。テープの1マスが5㎝になっているので4マス分になります。
2.指の下に貼る
▲テーピングを貼る位置ですが、これは上端が足の指の下になるように貼ってください。指にかかると指がギュッと締まって痛いので。
3.引っ張りながら貼る
▲足の甲から裏に向かって貼る際、テープは引っ張りながら貼ってください。広がったアーチを締めつけることで崩れてしまった横アーチを作ります。
4.足の裏でシワにならないように
▲テーピングは足の裏でシワにならないよう気をつけてください。シワができるとそこに段差ができてしまい体重が乗ったときに痛みが出ます。
まとめ
今回は、誰でも簡単にできる膝の痛みに効果的なテーピングの巻き方を紹介しました。
膝のテーピングは症状によってたくさん巻き方がありますが、一人で簡単に巻けるものは少ないように思います。
そういう意味で今回紹介した巻き方は、膝の痛みの原因が足裏のアーチの崩れによるものであれば効果が期待できますし、一人でも簡単に巻けるやり方になっています。
膝の痛みで悩んでいて足裏のアーチが崩れているという人はぜひやってみてください。
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