円背だと腰が痛い!?円背の原因と改善方法をざっくり説明します!

menchu / Pixabay

どうも、京都府向日市 リズム鍼灸院の湯村です。


背中が丸くなってしまう症状の「円背(えんぱい)」、お年寄りに比較的多い症状ですが、最近では「猫背」など若い人にも多くみられます。背中が丸まって2つ折りになっている高齢の方なんかを見かけると「痛いんだろうなー、つらいんだろうな」と思っていませんか。

これは僕たち見ている側の勝手な思い込みで、円背だからといって必ず腰や背中に痛みがあるとは限らないんです。キチンとした改善方法をおこなうと、円背でも痛みが出ないようになります。


今回は、高齢者に多い円背の原因と改善方法、円背でも腰が痛くない理由をざっくりと解説していきます。


ではいっきまーす(o゚∀゚)o━!!


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円背(えんぱい)とは

猫背


円背とは

脊椎湾曲症の一種であり、脊椎が丸まるように湾曲した状態のことである。 猫背や亀背、脊椎後湾曲とも呼ぶ。 脊椎湾曲症は曲がる方向により、脊椎後湾曲、脊椎側湾曲、脊椎前湾曲などがあり、疾患が原因の湾曲と生活習慣による湾曲の2種類が存在する。

参考:円背 | 看護用語辞典 ナースpedia – 看護roo!


背中の骨である脊椎がなんらかの原因によって背中側に向かって変形していく症状です。後ろに曲がっていくから「脊椎後弯症(せきついこうわんしょう)」と言う病名が付いています。「猫背」「亀背(きはい)」と言ったりもします。


ほかに、脊椎が横に曲がるものを「脊椎側弯症(せきついそくわんしょう)」、前に曲がるものは「脊椎前弯症(せきついぜんわんしょう)」と呼びます。

円背(えんぱい)の原因

円背の原因として、「二分脊椎」や「先天性脊柱後湾症」など生まれつき脊椎の変形がある場合や、「化膿性脊椎炎、脊椎カリエス、脊髄髄膜瘤、圧迫骨折、骨粗鬆症、強直性脊椎炎、骨軟骨異形成症、骨形成不全症、軟骨無形成症、腫瘍」など、病気が原因で起こる場合もあります。


しかしほとんどの高齢者の場合は上に挙げた理由で円背になっているわけではありません。高齢者に多い円背の原因は、

  1. 圧迫骨折
  2. 骨の摩耗・変形
  3. 筋力低下による姿勢不良

以上の理由で円背になることがほとんどです。それぞれざっくりと解説していきます。

1.圧迫骨折による円背

圧迫骨折


上の図は背骨を横から見たところです。


圧迫骨折とは、上の図のように背骨がグシャッと潰れてしまう症状のことです。原因は加齢による『骨粗しょう症』です。>>腰椎圧迫骨折の原因!?骨密度を上げる3つの方法で骨粗鬆症を予防せよ!

左が正常な背骨を、右が圧迫骨折を起こした背骨を表しています。


少しわかりにくいですが、上の図を見ると圧迫骨折を起こした骨(椎体)は一見均等に潰れているように見えます。しかし実際の骨(椎体)はお腹側に向かって潰れます

左と右の背骨を比べると、右の方がお腹側に向かって少しカーブしているのが分かると思います。これは圧迫骨折を起こした骨(椎体)がお腹側に向かって潰れて変形したためです。


圧迫骨折を何度も繰り返すとこの背骨のカーブがキツくなり、どんどん円背が進んでいくことになります。


圧迫骨折の症状や原因についてはこちらの記事に詳しく書いてあります。>>腰椎圧迫骨折の症状と原因について説明します!必ず治るから心配しないで!

2.骨の摩耗・変形による円背

長年体重を支えてきたことで背骨がすり減ったり、少しずつ変形することで円背になります。これも大きな原因は加齢によるものです。

しかし加齢が原因ということになると、高齢者はもれなく円背になるはずです。でも実際は若い方で曲がっている人もいれば、かなり高齢でもシャキッとされている方もたくさんいます。

つまり「加齢が円背の一要因ではあるが絶対ではない」ということです。当たり前ですよね。みんな年取るともれなく腰が曲がるとバカげてます。


でも加齢や骨粗しょう症だから仕方ないという医師も結構いるんですよ。>>骨粗鬆症だからって心配するな!必ず腰痛になるなんて絶対ないから!

3.筋力低下や姿勢不良による円背

筋力低下や姿勢不良による円背

705847 / Pixabay


姿勢を形作る骨格は当然それだけで立つことができません。骨だけではバラバラになって崩れ落ちてしまいます。骨格の周りを筋肉や腱、靭帯で固めて、それをバランスよく保つことで正しい姿勢は保持されています


特に重要なのは筋肉で、若いころは筋力がしっかりとしているため骨格をしっかりと支え姿勢を維持できています。

しかしこれが加齢により筋力が低下するとからだのバランスが維持できなくなり、姿勢が崩れていきます。そんな中、高齢者に背中が丸まる円背が多いのは、普段の僕たち人間の生活動作に下を向く動きが多いからです

食事、読書、勉強、PC作業、物を拾う、パンツをはくなど、僕たちの日常生活の中では下を向く動きが、横を向く、上を向くといった動きよりも多いため、筋力が低下すると下に引っ張られる動きによって自然と背中が丸まりやすくなります。

つまり姿勢が悪くて若いころから猫背になっている人なんかは、高齢化による筋力の低下とともに円背になる可能性が高くなるということです。

あとは農家の方で農作業を行ってきた方にも円背は極端に多いですね。これは農作業の姿勢を思い出してもらえれば納得でしょう。常に前傾姿勢で作業されています。


逆にこれが上を向くような仕事を長い間やっている人だと円背にはならないでしょう。その代わり違う形に歪んでしまうかもしれませんが。


以上、高齢者に多い円背の原因には加齢による

  • 骨粗しょう症
  • 筋力の低下
  • 長年の姿勢不良

が関係していますよ。という説明でした。

これらの原因で円背になると腰に負担がかかるため、普通なら腰痛や背中の痛みが出てきます。でもこれから説明する改善方法なら、円背でも腰の痛みを緩和させることは可能です。

それではいってみましょう。

円背(えんぱい)の改善方法

ここまで円背の原因について説明してきました。原因さえ分かれば、それに対する改善方法を行うことで症状の改善は見えてきます。

しかし加齢が原因の円背の場合、本来なら筋力の低下や骨粗しょう症にならないよう、若いうちから気をつけておく必要があります。でも若いうちからそこまでストイックに気を使っている人は少数でしょう。

ほとんどの人は背骨が丸くなり円背になってしまってから、何とかしようと考えるものです。まさか自分の腰が曲がるなんて思ってもいませんからね。


では実際、円背になってしまった人はどうすればいいのか。


よく言われているのは以下の3つ。

  1. ストレッチや体操
  2. 手術
  3. バランスを整える

ひとつずつ説明していきましょう。

1.ストレッチや体操による円背の改善

ストレッチや体操による円背の改善

janeb13 / Pixabay


よく「円背の改善にはこのストレッチや体操がおすすめ」などと謳ったブログを見かけます。ストレッチや体操の目的は低下した筋力を強化したり、不良姿勢により縮こまった筋肉を伸ばして緩めることで、丸まった姿勢を元に戻そうとすることです。


しかしこの方法では高齢者の円背を改善させることはできません。


この方法で改善できるのは、骨の変形が起きていない「猫背」ぐらいです。若いひとにも多い「猫背」程度ならまだ背骨が筋肉の緊張で引っ張られて丸くなっているだけなので、ストレッチや体操で筋肉の緊張を緩めれば、姿勢もよくなりそれに伴う肩こりなども治るでしょう。

でも高齢者の円背の場合は圧迫骨折や骨の摩耗・変形により、骨そのものが変形を起こしています。


例えば築100年の土台や柱が傾いてしまった家があるとしましょう。この家を土台と柱はそのままに外壁だけ補修したところで、傾きが解消することはありませんよね。

人のからだも同じで、いくら周りの筋肉の状態を良くしたところで土台である背骨の形が元に戻ることはありません。そもそも円背になってしまった方の中には、うまくストレッチができないほど動きに問題のある方も多くいます。

2.手術による円背の改善


病気が原因で起こる円背の場合は手術を行うこともありますが、加齢による円背ではおすすめしません。

丸くなってしまった背骨を手術で見た目だけ真っすぐにすることは可能です。しかし見た目だけよくなっても、からだの機能面からみるとむしろマイナスになるでしょう。


からだの動きは全身が複雑に絡み合い、どこか一ヵ所でも動きの悪い部分があればそれが全身に影響することがあります。それを手術で背骨をムリヤリ真っすぐにしてボルトでガチガチになんかしたら、動きはグチャグチャになるでしょう。

ただでさえ高齢者は筋力が衰えてバランスが悪くなっているのに、これではますます動けなくなります。当然手術によって腰痛が取れる可能性も低いでしょう。


ただし、円背がキツくなり内臓を圧迫するようなことにでもなれば話は別ですよ。

3.バランスを整えることによる円背の改善

バランスを整えることによる円背の改善

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円背による腰痛は、背中が丸まることでからだのバランスが崩れ、その負担が腰にかかることで痛みが出てきます

だったら背中が丸まっていても腰に負担がかからないように、からだのバランスを整えてやろうというのがこの方法です。つまり、腰が曲がっていても腰に負担がかからないよう、全身を使ってバランスをとり腰にかかる負担を減らしやろうというものです。


実際、リズム鍼灸院の円背治療もこの方法でおこなっています。


この改善方法のポイントは、背中の丸みにだけ注目するのではなく、肩や膝・首といったからだ全体の調子を整えていくところにあります。

「肩が痛い」「膝も痛い」と言っていては腰をサポートするどころではありません。肩や膝の調子がいいからこそ、からだの歪んでいる場所を別の場所がサポートできるワケです。あとは整ったバランスが再び崩れてしまわないよう、日常の生活動作の指導も重要になります。


ただしこの方法は自分で簡単にできるものではありません。十分な技術と知識を持った治療家にからだを診てもらう必要があります。そこがネックになりますね。


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まとめ

今回は、高齢者に多い円背の原因と改善方法、円背でも腰が痛くない理由をざっくりと解説しました。

高齢者の円背の理由は以下の3つ。

  1. 圧迫骨折
  2. 骨の摩耗・変形
  3. 筋力低下による姿勢不良

その原因となるものは、

  • 骨粗しょう症
  • 筋力の低下
  • 長年の姿勢不良

以上の3つで、いずれも加齢と密接な関係があります。

加齢に伴うこれらの症状に注意すれば円背の予防になるでしょう。そして仮に円背になったからといって、腰や背中が痛くなるとは限らないのでホントあきらめないでくださいね。

からだ全体のバランスを整え腰の負担を減らしていけば、たとえ背中は曲がったままでも痛みなく過ごすことはできますから。リズム鍼灸院にてお待ちしています。


ではでは。


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