この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
どうも、京都府向日市リズム鍼灸院 の湯村です。
家で地ベタに座るときってどんなふうに座ってます?ボクは腰痛で来る患者さんには「地ベタに座るんなら正座してください。」と指導してます。「えっ?正座って腰痛にいいんですか?」とビックリされることもありますけど。
はい。そういうことです。
今回は、「正座のメリット・デメリット」について解説します。普段、地ベタでの生活をしている人は腰痛の解消・予防になるからぜひ参考にして。
ではいっきまーす(o゚∀゚)o━!!
見たい場所へジャンプ
正しい正座のやり方
そこから!?と思ったかもしれませんが、案外やり方って人によって違うんですよ。ここは統一させときましょう。
座るまでの手順
正座の注意点
「普段よく正座してます」って人でも、横座りになってたり、足が外側に出てたりする場合があります。これはやめておいて欲しい。
横座り
ほとんどの人が左右どちらか一方に出すクセがあります。足を出した反対の骨盤に負担がかかって、腰痛の原因になります。
足を外側に出す(割座)
からだの柔らかい女子がよくやってるイメージです。アヒル座り、女の子座りとも。これをすると、足の付け根(股関節)が捻じれてしまいます。でも、左右対称に開いているから、考え方によってはバランスが良いのかも。絶対ダメとは言い切れませんね。
お尻が後ろに倒れないように
正座した状態でお尻が後ろに倒れると、背中が自然と丸くなります。からだの重心は真っすぐに。背筋は真上から少し引っ張られるイメージで。この方が正座も楽なはず。
正座のメリット
キチンとした正座は腰痛にはとっても効果的!それには2つ理由があります。
1.骨盤が立つ
「骨盤が立つ」とは、骨盤が正しい位置にあるという意味です。骨盤が正しい位置にあると、からだのバランスが安定して腰にかかる負担が減ります。正座をすると自然と骨盤の位置を正しく矯正してくれるから、腰痛の解消になります。
【骨盤の歪みを治す方法】この6つの姿勢にだけ気をつけて!2.背筋が伸びる
背筋が伸びると、背中の筋肉の緊張がとれて背骨のゆがみも改善します。そうすると、上半身のバランスが整って腰にかかる負担が減り、腰痛の解消になります。
正座のデメリット
正座は腰痛には良いけど、膝にはものすごく悪い。これにも2つの理由があります。
1.膝の関節に負担がかかる
普段、正座以外で膝をあそこまで曲げることってないと思います。ストレッチで曲げたとしてもわずかな時間でしょう。日頃から動かしていないと関節の動きはとても硬くなってます。今までほとんど正座をしてない人が急に曲げると、関節にかかる負担が大きすぎて痛める可能性大。
2.血管、神経が圧迫される
正座をすると膝が折り曲げられて、筋肉が押しつぶされます。すると筋肉の中にある血管や神経が圧迫されて上手く機能しなくなります。これが長時間続くと膝の関節が痛みます。
長時間正座すると立つときメチャクチャ痛いじゃないですか。あれを毎日何回も繰り返してたら、そりゃ膝も悪くなりますって。
結局正座していいの?
正座は腰にとっては、骨盤が立って背筋が伸びるって理由でやった方がいい。でも膝にとっては、膝の関節に負担がかかって血管、神経が圧迫されるから良くない。結局どっち?ってなる。
- 腰痛患者さんに正座をすすめる前に、まずは膝の状態をキチンと把握しておく(膝に痛みがないか?関節の硬さは?今まで正座をしてたかどうか?)
- そこで膝に問題がないと判断した時にだけGOサインを出す
- 同時に自宅でできる膝周りのストレッチを指導して膝に負担をかけないよう気をつける
まとめ
以上、正座の良いトコ悪いトコの解説でした。
腰痛で悩んでて、膝に痛みがない人は一度試してみてください。
ただし、ムリはしないように。始めは1、2分からやってみて、少しずつ時間を伸ばすようにしてください。それと、やるならお風呂の中がいいですよ。血行がよくなってて、筋肉が柔らかいからとっても効果的。
ではでは。
【膝痛ストレッチ】膝の痛みに速攻で効くストレッチの方法を紹介 変形性膝関節症で正座できない膝の痛みができるまでになった患者さんの声!